「波の数だけ抱きしめて」
投稿日 | : 2004/11/30 23:05 |
投稿者 | : Excalibur |
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『私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』に続く脚本・一色伸幸、監督・馬場康夫コンビによるホイチョイ・ムービーの第三弾で、茅ケ崎にミニFM局を開設した若者たちの物語。『私をスキーに〜』同様、ユーミンの歌が流れる。
今(1991年)から過去を回想するという流れで、メインとなっている舞台は1982年。個人的にも色々思い入れのある年だっただけに、なんとなく自分をオーバーラップさせて見てしまう(勿論これほど劇的な出来事はなかったが)。それを差し引いても良く出来た青春映画という評価に変わりはない。ハッピーエンドとは呼べない作品だけれども、それだからこそ印象に残るものになっているとも言える。個人的にはヒロインの気持ちが理解出来ないのだけれど、だからこそ男の側からヒロインへの想いが自己完結していて、なおさらのめりこめるのだ、とも思う・・・。
中山美穂、織田裕二、別所哲也、松下由樹、いずれも好演。
(1992/4/4 池袋文芸座2)
作品データ