『三銃士』、『四銃士』から１４年。監督リチャード・レスターの下、ダルタニャンのマイケル・ヨーク、アラミスのリチャード・チェンバレン、アトスのオリバー・リード、ポルトスのフランク・フィンレイらオリジナル・キャストがほぼ全員顔を揃えて作られた続編。
原作はアレクサンドル・デュマの＜ダルタニャン物語＞第二部『二十年後』で、意外やこれが初の映画化だとか。制作費３０億と超豪華１０大スター競演が売りのようだが、他の６人は本来の主役であるアトスの息子ラウル役のＣ・トーマス・ハウエルと、ミレディの娘ジャスティンのキム・キャトラル、アンヌ王妃役のジェラルディン・チャップリン、ロシュフォールのクリストファー・リー、マザラン首相のフィリップ・ノワレ、プランジェのロイ・キネアだから、それなりに揃っている顔触れ。
あれ、原作ってこんなお話だったっけ？という展開もあるが、出来としては可もなく不可もなく。この際同じメンバーで第三部まで映像化して欲しかっただが、今となっては叶わぬ夢か・・・。
製作はピエール・スペングラー。日本では東京国際ファンタスティック映画祭に出品されたものの、一般劇場での公開はならず。1989年。

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