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「恋は足手まとい」
投稿日 : 2009/07/25 16:31
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ミシェル・ドヴィル
製作:ロザリンド・ドヴィル
原作:ジョルジュ・フェドー
撮影:ピエール=ウィリアム・グレン
衣装デザイン:マデリーン・フォンテーヌ
編集:アンドレア・セドラツコヴァ
音楽:カンタン・ダマンム

<出演>
エマニュエル・ベアール/シャルル・ベルリング/ドミニク・ブラン/サラ・フォレスティエ/スタニスラス・メラール/ジャック・ボナフェ/マチュー・ドゥミ/ジュリー・ドパルデュー/トム・ノヴァンブル/クレマン・シボニー/パトリック・ティムシット、他

<ストーリー>
歌手のリュセットは、多くの男性から好かれる裕福で美しい歌姫。貧乏なプレイボーイを恋人としていたが、言いよる男性は引きもきらない。ある日、出て行った筈の恋人が舞い戻って来た日、リュセットは、とある屋敷で行われるセレモニーで歌を歌う依頼を引き受ける。

2006年 フランス R-15
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Re: 「恋は足手まとい」
投稿日 : 2009/07/25 16:34
投稿者 久保田r
参照先
 エマニュエル・ベアール主演のラブコメ作品。華奢なスタイルながら溌剌と複数の男性を手玉に取る役を演じ、ストーリーをぐいぐいと引っ張っている。原作は、19世紀の劇作家、ジョルジュ・フェドーの戯曲。

 色っぽく艶っぽい大人の恋愛もの…という期待を持って見始めたら、意に反してラブコメものの展開が繰り広げられたので、(え?エマニュエル・ベアールがコメディーできんの!?)と、ちょっと失礼なことを思いながら見続けていたら、これがなかなか面白く、後半に入ると半ばにやけながら見た次第。

 原作が19世紀に書かれた戯曲というだけあって映画全体の雰囲気も各シーンのセットも、演劇の舞台のようなセットとなっていて、フランスの古き時代が感じられる。また、ストーリーにも複雑な人間関係や入り組んだ仕掛けやなどがなく、演じられるドタバタ劇を単純に見ているだけで楽しめる作品となっている。

 ラストに近づくにつれ、登場人物たちの行動が即物的なものとなり、スピード感があり本能の赴くままといった笑いがあって楽しい。コメディーではあるけれども、エマニュエル・ベアールは、そこにいるだけで美しく色気のある存在を発揮。恋人を誘惑するシーンでは、艶っぽさが前面に表れていて思わず目のやり場に困るほど。会話を楽しむ作品でもあり、愛の台詞を囁くシーンでは、韻をセンス良く踏んでいるかどうかが要。愛と詩と奔放な性を楽しむ大人向けの作品。
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