あの？吉永小百合とアカデミー助演男優候補の渡辺謙の主演作で、
大分前から制作に力を入れていたと思われる作品。

江戸末期、幕末の動乱期に淡路を追いやられ、蝦夷地へ流された侍と家族が、
藩元から見捨てられ、北の地を開拓して自分の国を作るしかないと決意する。
しかし時代は厳しく自分たちの力ではどうにもならない。

そこで皆のために札幌に行ったまま帰ってこない夫を待ち続ける妻と娘。
しかし一向に返ってこない夫、まわりからは裏切り者と迫害される。
だが、地元のアイヌ人やお尋ね者の男に助けられつつ、妻と娘は北の大地で必死に生き抜いていく。

そんな中、新政府の役人がやってきた。それは帰りを待ち望んでいた夫であった。


と、こんな感じですが、さすが吉永小百合という印象です。
北の大地の厳しい開拓や冬を過ごす侍の妻を、体を張って好演している。
タモリとかの年代がサユリストといって崇拝するのも分かるかも。
でも、吉永小百合って幾つ？

また、実際にあった話をモデルにしているのだが、この藩以外にも北の大地に夢を求めて渡った者は多かっただろう。
しかし、余りにも過酷な環境下であったことがこの作品からも伺え、
当時の開拓者に敬意を払いたい。

最後に約３時間でも、あまり長いと感じませんでしたね。

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