「ターザン」 (1999)
投稿日 | : 2005/03/25 21:47 |
投稿者 | : Excalibur |
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生前のバロウズが望んでいたという、ディズニーでのアニメーション化が実現。
従来のディズニー作品とはキャラクターの作りからしてかなり異色(その前の『ムーラン』もだったけど、あれは素材が中国モノだから)。ディズニーディズニーしていないので、ディズニー調が苦手な僕でもOK。正直言えば彫りの深過ぎるターザン(いかにも、という英国人顔)はちょいとタンマなんだけど、ヒロインのジェーンは良い。日本のコミックやアニメーションの影響もかなり見られる。
マーク・マンシーナのスコアも素晴らしいのだが、フィル・コリンズの歌も効果的。今までだと、劇中に挿入される場合はキャラクターの歌で(つまりキャラクターの声優さんか、そのキャラクター専属の歌手が歌う)、本人が歌うのはエンド・タイトルくらいだったのだが、この作品ではキャラクターが歌った場合でも、それに続いてフィル・コリンズの歌声が流れるという趣向。要するにナレーション的役割も担っているので、シークエンスとシークエンスの繋ぎ目がスムーズなのだ。これはディズニー久々の快作か。
(2000/7/8 VIDEO)
作品データ