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「ソリトンの悪魔」
投稿日 : 2005/04/02 18:41
投稿者 Excalibur
参照先
原作は梅原克之。日本推理作家協会賞受賞作(あの『ホワイトアウト』と争った)の映画化。映像化不可能と言われていたようだが、あっさりとアニメーション化。これを実写で映像化しようという志の高い人はいないものかね。
本来はOVA扱いすべきかもしれないが、各地での種々の映画祭に出品され、ビデオ発売に先駆けて限定ロードショー公開もされているので映画扱いとする。
舞台は近未来の沖縄。新しく建設された海上都市が、突如何物かの攻撃を受けるところから始まる。相手の正体は、知性を持ち生命体化した「波」。その原因は海自の極秘実験にあり、これは音波を視覚的に捉えることの出来る装置の開発を目的としたもの。これを使えば海自の潜水艦は、他国に比べて圧倒的に優位に立つことが出来る。海中をヴァーチャルな立体映像として「見る」ことが可能だからだ。・・・って、何のことやらサッパリ。ストーリーも分りづらいし、このソリトン生命体(=「波」)の設定もチンプンカンプンで、自分はつくづく文系頭だなあと実感。印象的なのは、ソリトン生命体との接触過程を含めた展開が『アビス』っぽいなあということと、終盤で大暴れするサーペント(巨大な海蛇状の形態を取っている)の描写が怪獣映画らしいということくらい。
しかし理解出来ないのは自分の頭が悪いからだけではなく、文庫で上下巻本を90分でまとめるのは無理があるからだ、と思いたいが言い訳?
谷川賢作の音楽は、ちょっとJ・ゴールドスミスの『トータル・リコール』風だったが、この人はこういう曲も書けたのね。

          (2000/6/12 VIDEO)
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