トップページ > 記事閲覧 
「マスター・アンド・コマンダー」
投稿日 : 2005/05/07 21:45
投稿者 Excalibur
参照先
監督:ピーター・ウィアー
脚本:ピーター・ウィアー/ジョン・コーリー
原作:パトリック・オブライアン 
製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr/ピーター・ウィアー/ダンカン・ヘンダーソン
製作総指揮:アラン・B・カーティス
音楽:アイヴァ・デイヴィス/クリストファー・ゴードン/リチャード・トネッティ
 
ラッセル・クロウ/ポール・ベタニー
ビリー・ボイド/ジェームズ・ダーシー/リー・イングルビー
ジョージ・イネス/マーク・ルイス・ジョーンズ/クリス・ラーキン
リチャード・マッケーブ/ロバート・パフ/デヴィッド・スレルフォール

2003年
記事編集 編集
アカデミー賞最有力!・・・という謳い文句が懐かしい。
投稿日 : 2005/05/07 21:47
投稿者 Excalibur
参照先
予告編を見る度に「絶対見に行くぞ!」と思っていたのに、何故か見逃してしまった一本。
物語は1805年、ナポレオンがヨーロッパ制覇を目指している時代。ジャック・オーブリー艦長率いる英国海軍サプライズ号に、フランスの私掠船アケロン号を拿捕せよとの命令が下る。だがサプライズ号に乗り組んでいたのはまだ幼い少年たち・・・。
原作はパトリック・オブライアンの<英国海軍の雄ジャック・オーブリー>シリーズの一本で、全20作かなんかあるうちの、何故か10作目らしい(翻訳はまだ5作くらいしか出ていないらしいが)。
ということでオーブリーは既に伝説の名艦長扱いだが、どうも威厳に欠け、名采配にも見えない。これはラッセル・クロウの責任だろうなぁ。原作読んでないのでイメージが合っているのかどうかわからないが、貫禄あるけど太り過ぎ、”海の男”という雰囲気ではない(と思ったら、原作では”巨漢という”設定で、役作りの一環なんだと。ホントかな?)。
出てくるキャラクターが、誰が誰やら、どんな立場なのかがわかりにくいのと、色々なエピソードが盛り込まれている反面、散漫な印象を受けることを除けばなかなか面白く、劇場で見ておけば良かったと後悔した。優柔不断な士官候補生、艦長と無二の親友だという軍医、いたいけな(?)少年士官、癖のある乗組員たちのアンサンブルも良い。このノリ、ちょっと『スター・トレック』っぽい。あちらは宇宙、こちらは本物の海という舞台の違いはあるものの。
しかし、「あなたは教えてくれた――/愛するもののために、一人の戦士になることを・・・」――という宣伝展開に激怒したファンが、配給会社に対して抗議運動を起したという事件もまだ記憶に新しい。これはそんな半端な”お涙頂戴”モノではない。漢のドラマなんである。詐欺だとまで言わないが、あまりに作品内容とかけ離れた宣伝文句は、かえって逆効果だ。

                (2005/5/7 VIDEO)
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -