「国会へ行こう!」
投稿日 | : 2005/07/29 15:34 |
投稿者 | : 久保田r |
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<スタッフ>
監督:一倉治雄
脚本:斉藤ひろし、高野和明
製作:山科誠、鍋島壽夫
プロデューサー:茂庭喜徳、室岡信明
撮影:長谷川元吉
音楽:大谷幸
<出演>
吉田栄作/緒形拳/宮崎ますみ/吉田日出子/松村達雄/金子信雄/長谷川初範/左右田一平/光石研/おやま克博、他
<ストーリー>
大学生の川合は、アルバイト中に交通事故に遭った衆議院議員・松平重義を助ける。その後、松平の秘書のバイトを始めた川合は、政治家の実態を知って怒りを覚え、バイトを辞めようとする。だがそんな折、松平の妻から松平が昔考えたという政治改革試案を受け取り、川合は考えを改める。
1993年 東宝
Re: 「国会へ行こう!」
投稿日 | : 2005/07/29 15:35 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
タイトルの「国会へ行こう!」が何故付けられたのか今一つピンと来ない。確かに最後には、主人公の川合が議員になる決意を固めるという流れにはなっているが、どちらかというとそれは「国会へ行こう!」ではなく「国会へ行かねば!」という締めくくりになっているので、「行こう!」というほのぼの感とはちょっと遠い。それに主役は緒形拳で、彼の演技の上手さにみんなが付いていっているという感じなので、このタイトルには疑問符。
一倉監督らしく初っぱなからカースタントのシーンがあり、アクションシーンの盛り上がりも流石のもの。国会がこれほどエキサイティングなところでは、命がいくらあっても足りないと思うが、映画の中ではこれらのシーンは見せ場となっている。ただ残念だと思うのは、せっかく一倉監督が政治というテーマでメガホンを取ったのだから、アクションシーン並みに政治家達の野望や政治家ならではの腹の探り合いを一倉治雄らしく浮き立たせて欲しかった。この辺が少し足りなかった。
ブラックコメディタッチの映画。扱っているテーマはシビアだが、笑える作品。