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「皇帝ペンギン」
投稿日 : 2005/08/02 15:50
投稿者 F20!
参照先 http://homepage3.nifty.com/HiroMacky/999iroha.html
映画の日のはしごシリーズ2本目f(^ ^;)

「ディープブルー」では余計な説明を入れずに、音と映像で生物の神秘さを見せてくれたのだが、
この作品は「皇帝ペンギン」の生態を映像とナレーションで示してくれている。

スタッフは「皇帝ペンギン」だけを執拗に追い続け、
あの過酷な南極での生態を我々にみせつけることに成功している。

「皇帝ペンギン」の可愛らしい仕草からは、到底想像も付かない。
生と死、個と群れ、勝者と敗者、弱肉強食、そして親子の絆、
さまざまな光景を見せてくれる学術的にも貴重な作品であろう。

この夏休み、親子で是非見てもらいたい。そして、話し合ってもらいたい。

本作品はフランス作品である。
ワタシは吹替版で見たのだが、字幕版で見たらどんな感じだっただろうか。
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Re: 「皇帝ペンギン」
投稿日 : 2008/06/25 16:10
投稿者 久保田r
参照先
 南極の平均気温マイナス40度の世界で生きる皇帝ペンギンの生態を描いている作品。冬の始まりにペンギンたちは海から「オアモック」を目指して行進を始める。何日もかけて行進を続け、やがてあちらこちらから同じように行進を続けてきた皇帝ペンギンたちが集まり、子孫を残す為の愛のダンスを踊る。そして、卵が産まれ、母ペンギンは食べものを採りに海へ向かって行進し、父ペンギンはひたすら卵を温める。厳しいブリザードを乗り越え、子ペンギンが卵から孵った頃を見計らって母ペンギンが再び海から行進をして帰って来る。すると今度は、父ペンギンが海へ向かって行進。子ペンギンは、母ペンギンのもとで育ち、やがて自分の足で歩けるようになった頃、父ペンギンが海から行進して帰って来て束の間の家族の時間を過ごす。そして、子ペンギンが独り立ち出来るようになり、父ペンギンと母ペンギンと子ペンギンはそれぞれに別れて行進し、海へと向かう。父ペンギンと母ペンギンは、また「オアモック」で愛のダンスを踊る日まで。子ペンギンは、4年間を海で過ごし、大人ペンギンとなって「オアモック」に行く日まで。それまでしばしの別れ。──これは、皇帝ペンギンたちの命を繋ぐ行進の物語──。

 …というのが、私なりの説明。印象に残っているのは、何度も行われる「行進」で、つまづきながら転びながら、時には氷の割れ目をジャンプしながら平らな氷の上を滑りながらと、黙々と「行進」を続けるペンギンたちの姿には、胸を打たれるものがあり感動があった。この行進は、命を繋ぐことの尊さと厳しさを併せ持っており、便利さに慣れてしまった人間の目から見ると歯痒くもありもどかしくもある行進だが、この皇帝ペンギンたちは、与えられた「生」をまっすぐに生きているのだと感じた。生きやすいように便利なように環境を変えていく人間とは違う厳しい環境の中でまっすぐに生きていく自然界の姿があった。

 ふかふかとした容姿のペンギンたちの可愛らしいシーンばかりではなく、愛のダンスのパートナーを見つける際の諍いや、産まれた卵を上手く父ペンギンにバトンタッチできず厳しい寒さで割れる卵や、ブリザードを乗り越えられず凍死する子ペンギンや、仲間の子ペンギンを奪おうとする母ペンギンの姿など、厳しい環境がもたらす「死」についてもきちんと見せている。生きていくということは、良い面ばかりではないことを教えている。

 映像は、南極の氷の白さとペンギンたちの黒と海の青のコントラストが綺麗。平面的な美しさの中にペンギンたちの動きに引き込まれる映像美。音楽は、スペクタクルな広がりのある音楽を期待していたのだが、この点については期待外れ。だが、作品がことさら大仰な壮大なスケールとなっていないので、このようなポップ調の音楽の方が親しみやすさがあって良いと思う。ナレーションについては、私的には吹替版がおすすめ。始めのうちはオリジナルのまま字幕付きで見ていたのだが、このようなドキュメンタリー作品では、字幕は流れているシーンの解説かとつい思って見てしまうので、吹替版の方が映像に集中できて良いと思う。神木隆之介くんの声が可愛らしかった。
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・・・とはいうものの
投稿日 : 2005/08/14 07:44
投稿者 Excalibur
参照先
体調が万全でないと、なかなか見ているのは辛い。なまじ画面が美しいだけに、すーっと意識が遠退くような感覚が・・・。
また今回は吹替版の公開がメインのようなので、字幕版で上映している映画館を探し出して見てきたのだけれども、こういうのはどちらが良いのだろうか。フランス語のナレーションは耳に心地よいのだけれども、吹替の方が画面に集中出来るという利点はあるし。
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Re: 「皇帝ペンギン」
投稿日 : 2005/08/14 07:43
投稿者 Excalibur
参照先
予告編を見て、可愛いだけの映画だと思っているとちょっと当てが外れる。確かにペンギンたちの仕草は可愛らしいし、映画にはユーモアを感じるシーンも盛り込まれてはいる。しかし全編に渡って描かれているのは、過酷な生活環境の中で、子どもを産み、育て、そして生き抜くための厳しい戦いなのだ。そして、それを見つめている南極の美しい大自然も、カメラは余すところなく捕らえられている。生半可な気持ちではなく、真摯な気持ちで画面と向き合って欲しい。

                                     (2005/8/13 シネマスクエアとうきゅう)
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作品データ
投稿日 : 2005/08/14 07:43
投稿者 Excalibur
参照先
監督:リュック・ジャケ
脚色:リュック・ジャケ/ミッシェル・フェスラー
音楽:エミリー・シモン
製作:イヴ・ダロンドー/クリストフ・リウド/エマニュエル・プリウ

(声)
ロマーヌ・ボーランジェ/シャルル・ベルリング/ジュール・シトリュック

<日本語吹替版>
大沢たかお/石田ひかり/神木隆之介

2005年
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