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電車男
投稿日 : 2005/08/31 16:04
投稿者 とりこ
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・・・あれ?新規でした?
こんなに話題になるとは思わなかったこのお話。
つい、観に行ってしまいました。
書籍化、漫画化、映画化、TVドラマ化、舞台化とすごい勢いですが。
映画のレビュー?です。

エルメス役は似てるらしい中谷美紀、電車男は山田孝之です。
話が淡々と進んでいく感はあるんだけど、山田孝之の変身っぷりがよかったです。微妙にぽっちゃりしたとこがなんだか、かわいいv←これに尽きるようですが

スレの住人たちが少ないような気もしないけど・・・夫婦が別の部屋でそれぞれ見てるのが面白かったわ。べノアをお土産にしちゃったり(笑)
あ、ラスト近くの駅ホームのシーンはちょっと引いたかも。
ラストはよかったです。
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Re: 電車男
投稿日 : 2006/01/23 13:19
投稿者 久保田r
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 話題性の他に何かあるか?と訊かれると、特別実のある作品でもない…という感じの映画でしたが、インターネットの掲示板から端を発してここまで盛り上がった映画は他にはないと思うので、大健闘の映画だと思いました。

 秋葉原の独特の空間とオタク青年の描写が、分かりやすさを追求するあまりリアルさを通り越してリアルなんだかリアルではないんだかよく分からない微妙な感じの描写でしたが、電車男の風貌とファッションと部屋の背景は面白かったし、育ちの良いエルメスの人柄と性格と品の良い家の感じはよく出ていたと思います。エルメス役の中谷美紀が作ったお嬢様像が、全体を統一のトーンでまとめて一本の作品にしているように思いました。

 眼鏡を外したら美少年で、相手の会社に行ってはおどおどして「やっぱりあなたとは住む世界が違い過ぎますぅ…」と泣くなんて、これは昔の少女マンガか!と、ツッコミを入れたくなるようなストーリーですが、まさしく電車男は、昔の少女マンガのメガネをかけたドジっ娘の主人公が幸せな彼氏を見つける恋愛サクセスストーリーなのだと思いました。こんなに人を好きになって苦しくてどうしよう…という、昔気質の男だったら絶対に表面に出さないようなことをオープンにするこの電車男。この青年は、精神の内面を露にする現代の変わりつつある男性の姿なのではないかと思いました。

 面白いのは、掲示板の住人やエルメスには家族がちらちらと見えるのに対し、電車男には家族の背景がなかったこと。あくまでも電車男は単の存在で、電車男をキーワードに様々な人間がインタ−ネットの掲示板から勇気を得る内容でありました。想像の翼が広がるのはこの電車男以外の人物の部分で、掲示板に書き込む様々な立場の人間は、それぞれの生活と環境を持っていて、そのそれぞれの人物が電車男から勇気をもらう過程は、インタ−ネットの明るい可能性を示していたと思います。

 それにしても顔の見えないインタ−ネットの世界を映像化するというのは、よほどの想像力とそれを形にする力がないと大変なのだと思いました。打ちひしがれる電車男に掲示板の住人たちがハッパをかけるシーンで、駅のホームの片側に電車男、向かい側に住人たちという構図があったんですが、これがどうも伝えたいことは分かるんですけど、野暮ったい感じ。洗練さという点では今一歩及ばないので、おしゃれな映画という期待ではなく、現代の人間の内面性を表す映画という期待の方が外れではないと思います。

 音楽は、エンディングのORANGE RANGEの歌が印象に残りました。作品を振り返って、つくづくと思うのは、電車男は、本当に素晴らしいお嬢様と出会えたなということ。デートの段取りに失敗して動揺して、あまつさえ電車男本人は気付かないまでも、その場に置き去りにした筈の彼女にインターネットカフェでネットをしている姿を見られたら、普通だったら速攻で「サヨナラ」ですよ。これはもう、エルメスの懐の広さに感服。世の中このようなお嬢様は滅多にいないので、電車男は本当に赤い糸で結ばれた万に一つの奇跡を引き当てたと表現するしかないストーリーだと思いました。
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データ
投稿日 : 2006/01/23 13:14
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
原作:中野独人(新潮社『電車男』)
監督:村上正典
脚本:金子ありさ
キャスティング:前島良行
音楽:服部孝之
主題歌:ORANGE RANGE
製作:「電車男」製作委員会(東宝/フジテレビジョン/SDP/博報堂DYメディアパートナーズ)

<出演>
山田孝之/中谷美紀/国仲涼子/瑛太/佐々木蔵之介/木村多江/岡田義徳/三宅弘城/坂本真/西田尚美/大杉蓮、他

<あらすじ>
オタク青年がある日、電車で酔っぱらいに絡まれている美女を助ける。美女はお礼に「HERMES」のペアのティーカップを送り、そこから二人は頻繁に食事をするように。初恋にどぎまぎしっ放しの電車男。彼は、勇気を振り絞って告白することが出来るのだろうか…。

2005年 東宝
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