「ジャッジメント・デイ」
投稿日 | : 2005/11/29 20:36 |
投稿者 | : Excalibur |
参照先 | : |
『沈黙シリーズ第3弾/暴走特急』や『007/ゴールデンアイ』と同じく、元軍人が核兵器を使ってテロを企てるというオハナシ。
初めは対テロリストのエキスパートを集めたグループ物、集団アクション路線かと思わせておいて、中盤で主要メンバーは全員退場。
後半はフランク・ザカリーノの独り舞台で、『ランボー』や『コマンドー』系列のワンマン・アーミー物へと変貌を遂げる。それが悪いとは言わないが、そのまま行けば『テロリスト・ゲーム』位にはまとまりのある作品になったかと思う。
もっとも悪役のジョー・ララもターザン役を演じたりしてるアクション派。格闘技出身のザカリーノとの対決こそ、この作品の売りなのだろう。総体的に「どっかで見たような」感が漂うのは致し方ないが、見せ場はまずまずで結構気に入っていたりする。
ところで『ジャッジメント・デイ2』なんぞという邦題の付いた作品もあるが、あちらは小惑星追突ムービーで本作とは全く関係ないのでご用心。どちらかというと、内容的にはあちらの方が”ジャッジメント・デイ(審判の日)”という題名に相応しいかも。
ちなみに本作の原題は”ウォーヘッド(WARHEAD)”だが、これは『007/サンダーボール作戦』一本だけの映画化権を持っているケビン・マクローリー(リメイクと称して『ネバーセイ・ネバーアゲイン』という番外編を作った)が、長年企画している幻の「007」映画(つまり『サンダーボール作戦』の二度目のリメイクというわけ)の仮題と同じだが、何か関係あるのかな(その後、権利関係は整理されたが)。
(1997/1/26 VIDEO)
作品データ