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『SAYURI』
投稿日 : 2006/01/27 11:06
投稿者 F20!
参照先 http://homepage3.nifty.com/HiroMacky/999iroha.html
ハリウッドが描く日本第二弾?の映画を見てきました。
『SAYURI』(原題[The Memoirs of Geisha])です。

あのスピルバーグが「Geisha」を撮る、と聞いてどうなんだろうと思いましたが、ワタシの一押しf(^ ^;)のチャン・ツィイー主演と聞いて行かないわけがあるまい。

というか、チャン・ツィイーの他にも渡辺謙、役所広司、工藤夕貴が出るとあっちゃぁ、期待は高まりますよ。
監督は『シカゴ』のロブ・マーシャル<っと言っても、私は見てないんだなこれが。

原作はアーサー・ゴールデンのベストセラー小説「さゆり[Memoirs of a Geisha]」(1997)なんだとか。
今度読んでみようと思ってます。

キャストは先述のチャン・ツィイー、渡辺謙、役所広司、工藤夕貴の他に、桃井かおり、大後寿々花、コン・リー、ミシェル・ヨーなどですが、元力士の舞の海も人気力士役で出てます。

この中で特に印象に残ったのは桃井かおりでしょうか。
置屋のおかあさん(主人)なんですけど、その存在感は凄いです。
はじめはちょい役程度だったらしいのが、一生懸命英語を練習して、話しているのを見た監督たちが、台詞を増やしたらしい。
桃井本人は勘弁してと思っていたとか。

それから、やっぱりチャン・ツィイー、良い!
ミステリアスな輝きを放つ瞳をもつという設定で、瞳で誘惑するという芸者の技をこれでもかと駆使してました。
ま、コンタクトを入れていた、っていうんですけど。

それからセミヌードの後ろ姿ね、キレイだったわぁ。
前から見たいもんですf(^ ^;)


物語の時代背景はは明治〜昭和の大戦前後でしょうか。
貧しさゆえに置屋(芸者の事務所?)に売られた少女さゆり(大後寿々花[子役]、チャン・ツィイー)が過酷な運命に翻弄され、真実の愛が希望へと導く純愛物語。
希望を失っていたところに出会った1人の紳士(会長:渡辺謙)への想いを胸に花街一の芸者となり、会長と再会するも、その先には過酷な運命と激動の時代が待ち受けていた。

ということで、『ラストサムライ』よりちょっと後の時代になりますね。
『ラストサムライ』は初めてハリウッドが日本を真面目に撮った作品ということもあり、新鮮でしたが、『SAYURI』はそう言う意味では新鮮味に欠けました。

でも、それを除けば実に印象深い作品に仕上がっていたかと思います。
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Re: 『SAYURI』
投稿日 : 2007/11/27 16:56
投稿者 久保田r
参照先
 ”東洋の謎”と謳われた芸者「SAYURI」の恋愛が成就するまでのストーリー…というのが、私の受けた印象。チャン・ツィイー演じる「SAYURI」が、妖艶な姿をふんだんに披露する。

 何と言ったらいいか…。ツッコミを入れ始めるとキリがないので、この際ツッコミは横に置いといて、それ以外の感想は何かないかというと…実はほとんど思い浮かばないという…弱ったなぁ…という感想が正直なところ。

 ともかくも、この映画は、この映画の中の世界観で完全に出来上がっているので、リアリティ云々はもはや必要としていないんだなというのは見ていて明らかなので、現代の日本人がどう見ても違和感を感じてしまう日本らしくないところは、この映画が作り上げている日本が舞台になっているからということで、オリエンタルな雰囲気の中で多彩なキャストが活躍する映像美を楽しむ映画なのでははないかと思う次第。

 一人の少女の身の上話はよく描けていたと思う。置屋に売られ、過酷な人生を背負った「SAYURI」が、どのような幸せを手に入れるのか、それを見届けるまではストーリーから目が離せないという筋立てはよく出来ていたと思う。そして、豪華なセットとロケーションも。芸者の艶やかさを演出する鮮やかな映像美は、終始目を楽しませてくれた。

 しかし、しかし、キャストが何とも…。いや…言語についてもか…。英語でなくちゃならないのは何故なのか…。いや、だから、そこがこの映画の世界観なのか…。ともかく「芸者」の話なのに会話は英語という映画であり、ところどころ片言な日本語が登場する映画。ということで、「さゆり」ではなく「SAYURI」という表記が合っている。

 チャン・ツィイーは、綺麗だった。渡辺謙は確かにいい男役だったが、役所広司もいい男役だった。工藤夕貴もきっちり役目を果たしていたし、桃井かおりは抜群の存在感だった。英語の台詞でも”かおり節”は健在。したたかな置屋のおかあさん役を見事に自分のものとしていた。そして、私的に気に入ったのが、豆葉役のミシェル・ヨー。艶やかさと一歩引いた身の置き方に一目惚れした。

 ストーリーの結末を見て思ったのは、少女マンガという印象。でも結末に至るまでのSAYURIと会長の恋心の切なさ、やり切れなさ、遣る瀬なさはよく表現されていたと思う。

 全体的にこの映画の作り出している雰囲気が、外国人が日本に抱いているイメージなのかな…と感じた映画だった。
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作品データ
投稿日 : 2007/11/27 16:53
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ロブ・マーシャル
製作:スティーブン・スピルバーグ、ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィック
製作総指揮:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、ボビー・コーエン、パトリシア・ウィッチャー
原作:アーサー・ゴールデン(「さゆり」文春文庫)
脚本:ロビン・スウィコード、ダグ・ライト
撮影:ディオン・ビーブ
編集:ピエトロ・スカリア
音楽:ジョン・ウィリアムズ

<出演>
チャン・ツィイー/渡辺謙/ミシェル・ヨー/役所広司/桃井かおり/工藤夕貴/大後寿々花/ケネス・ツァン/コン・リー/ツァイ・チン/ケイリー=ヒロユキ・タガワ/ランダル・ダク・キム/テッド・レヴィン/ポール・アデルスタイン/ユージニア・ユアン/カール・ユーン/シズコ・ホシ/伊川東吾/マコ、他

<ストーリー>
9歳で置屋に売られた千代は、ある日、橋の上で泣いているところを一人の親切な男性に優しくされる。その男性に近づく為に、千代は芸者になることを決心し、「さゆり」と名乗り、やがて花街一の芸者にまで上り詰める。やがて戦争が訪れ、さゆりの生活は一変する。

2005年 ブエナビスタ=松竹
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