トップページ > 記事閲覧 
「シリアナ」
投稿日 : 2009/09/11 13:47
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:スティーブン・ギャガン
製作:ジェニファー・フォックス、ジョージア・カカンデス、マイケル・ノジック
製作総指揮:ジョージ・クルーニー、ベン・コスグローヴ、ジェフ・スコール、スティーブン・ソダーバーグ
原作:ロバート・ベア(「CIAは何をしていた?」新潮社刊)
脚本:スティーブン・ギャガン
音楽:アレクサンドル・デプラ

<出演>
ジョージ・クルーニー/マット・デイモン/アマンダ・ピート/クリス・クーパー/ジェフリー・ライト/クリストファー・プラマー/ウィリアム・ハート/マザール・ムニール/ティム・ブレイク・ネルソン/アレクサンダー・シディグ/マックス・ミンゲラ/ジェイミー・シェリダン/ウィリアム・C・ミッチェル/アクバール・クルサ/シャヒド・アハメド/ソネル・ダドラル、他

<ストーリー>
中東のとある国で密かにミサイルが引き渡される。石油の利権を巡り、アメリカの企業を中心に様々な思惑と陰謀が張り巡らされ、遂行されて行く。

2006年 ワーナー
記事編集 編集
Re: 「シリアナ」
投稿日 : 2009/09/11 13:51
投稿者 久保田r
参照先
 元CIA工作員が著した告発本を基にドキュメンタリー・タッチで描かれた作品。石油で富を得る中東のとある国の王位継承問題と、巨大な利権を欲する企業と、アメリカ政府と、周辺諸国と宗教などなど…が、複雑に絡み合い全ては人々の欲望の下に動いているという内容…かと。

 娯楽映画を期待して見ると、それとは真逆のシリアス過ぎる展開に、いつしか真剣な面持ちで鑑賞することになる作品。告発本を基にしたドキュメンタリー・タッチの作品となっているので、特別な主役といった存在はなく、言い換えれば登場人物の誰もが主役であり脇役。誰もが組織の為に動き、また富を得ようと野望と欲の為に動き、陰謀を張り巡らせ、命を賭ける。娯楽作品に必要とされるヒーローがいないため、何が正義で何が人道なのかの感覚が麻痺しそうなほどの「闇」の部分が始終描かれている。

 この作品を見ると、暗い気分になる。エネルギーのほぼ100%を輸入に頼るしかない日本に住んでいる自分がこの作品を見ると、石油の巨大過ぎる存在にまるで別次元の別世界のことのように感じ、リアル感が遠く、ただただ圧倒されてしまう。そのため、この作品のどこからどこまでが事実としてあり得ることなのかという判断がつかず、とにかく国単位の陰謀にひたすら恐怖感を覚えた作品だった。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -