トップページ > 記事閲覧 
「バットマン・リターンズ」
投稿日 : 2006/03/05 10:07
投稿者 Excalibur
参照先
全然期待してなかったが、やはりそんなものだった。出来不出来に関係なく、フリークスが出てくる映画って駄目なんだよな。前作でジョーカーが倒れたので、さあパート2は大丈夫!と思っていたけど、ペンギンもキャットウーマンも結局はそうなのだ。バットマン自身からしてそうなのだから仕方ないといえば仕方ないのだが、フリークス同士の争いは見ていて心楽しいものではない。ダニー・デビートが熱演すればするほど、心がうそ寒くなってくる。それを単純に<ダークサイドの魅力>と言いきってしまっていいものかどうか。
今回「パート2ではない」「続編ではない」と強調していたバートン監督だが、ブルース・ウェインが前作のヒロイン、ヴィッキーと別れたなどという台詞があったりで、そういう細かいこだわりは嬉しい。こだわりといえば、バットマン・スーツやブーツが何着もあるという設定なのは面白い。流石大富豪。
物語はペンギンとキャットウーマンに分裂しちゃった為、まとまりに欠けてしまっているのが最大の欠点だろう。特にキャットウーマンはもう少し魅力的に描けたと思うのだが・・・。もっと悪女らしくとか、もっと女らしく、もっと悲劇的に、あるいはもっとエロティックに等々いくらでも方法はあったはずだが、結局監督の興味はフリークス度のより高いペンギンにいってしまっているわけだ。

                (1992/8/17 新宿ミラノ座)

記事編集 編集
作品データ
投稿日 : 2006/03/05 10:08
投稿者 Excalibur
参照先
監督:ティム・バートン
製作:デニース・ディ・ノヴィ/ティム・バートン
共同製作:ラリー・フランコ
製作総指揮:ジョン・ピータース/ピーター・グーバー/ベンジャミン・メルニカー/マイケル・ウスラン
脚本:ダニエル・ウォーターズ
音楽:ダニー・エルフマン
原作:ダニエル・ウォーターズ/サム・Nハーム
キャラクター創作:ボブ・ケイン

マイケル・キートン/ダニー・デヴィート/ミシェル・ファイファー
クリストファー・ウォーケン/マイケル・ガフ/パット・ヒングル
マイケル・マーフィー/ヴィンセント・スキャヴェリー/ジャン・フックス
クリスティ・コナウェイ/アンドリュー・ブリニアルスキー/スティーヴ・ウィッティング

1992年
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -