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「交渉人」
投稿日 : 2008/08/25 15:55
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:F・ゲイリー・グレイ
製作:デヴィッド・ホバーマン、アーノン・ミルチャン
脚本:ジェームズ・デモナコ、ケヴィン・フォックス
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:グレーム・レヴェル

<出演>
サミュエル・L・ジャクソン/ケヴィン・スペイシー/デヴィッド・モース/ロン・リフキン/ジョン・スペンサー/J・T・ウォルシュ/シオバン・ファロン/レジーナ・テイラー/ポール・ジアマッティ/ダグ・スピヌッザ/マイケル・カドリッツ/ティム・ケルハー/ディーン・ノリス/ネストール・セラノ/メアリー・ペイジ・ケラー/ロバート・デヴィッド・ホール、他

<ストーリー>
シカゴで人質事件の交渉人として名を馳せているダニー・ローマンは、ある夜、相棒から警察の不祥事について知らされる。だが、相棒は口封じのために殺され、ローマンはその犯人にされる。真犯人を暴く為、ローマンは警察官を人質にし、交渉を始める。

1999年 ワーナー
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Re: 「交渉人」
投稿日 : 2008/08/25 15:57
投稿者 久保田r
参照先
 シカゴの東地区と西地区の交渉人の代表が交渉合戦をし、名誉と命を賭けたスリル満点の映画。「交渉人」というタイトルではあるが、アクション重視の作品となっていて、全編ハラハラドキドキが止まらない手に汗握る展開となっている。

 キャストがよく考えられていて、先ずは美形俳優がいないところが長所。市民の安全を守る警察の汚職が事件の発端となっているので、登場人物のほとんどが警察関係者といえども善人に見える美形俳優を一人もキャスティングしていない点がこの作品の本質を表していると思った。次に登場人物の性格付け。交渉のプロ同士の巧みな会話が作品のベースにある為、言葉のやりとりに関しては微妙な意味合いを持たせた複雑なものとなっているが、登場人物の性格付けに関しては案外と分かりやすく整理されていたと思う。そのため、頭を使いながら見る映画の割にアクション面を含む行動面に関しては裏を読む必要もなくストレートに見ることが出来、「交渉人」という一見難解そうなタイトルの割に娯楽作品として楽しめる内容になっていたと思う。

 とはいえ、とはいえ。これはこれで引き込まれる作品ではあるけれども、もう少しアクションを抑えた交渉のプロ同士の頭脳戦をメインにできなかったのかな…という少々残念な思いがある。そうなると映像面で地味な作品になると思うけれども、あまりにも派手な爆発シーンが多く、後半にはオフィスで大銃撃戦があったりして、想像以上にドンパチの多い作品となっている。内容の展開としては、西地区の交渉人が「5年間、死者が"0"だった」と言っていた腕前をぜひ見たかったのだけれども。でも、この映画は、普段は犯人と冷静にする交渉人が命を賭けて必死に戦う姿を存分に見ることができる。
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