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「体育館ベイビー」
投稿日 : 2008/06/07 20:46
投稿者 丘澄絵梨奈
参照先
<主なキャスト>

柴原 潤  中村優一
村井直樹  高橋優太
加藤翔一 久保 翔
早川希実  桐谷美玲
柴原 保 渡辺いっけい

<スタッフ>

原作 鹿目けい子
監督 深川栄洋
音楽 平井真美子 、采原史明
脚本 深川栄洋 、鹿目けい子
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Re: 「体育館ベイビー」
投稿日 : 2013/01/28 15:47
投稿者 久保田r
参照先
 雑誌「JUNON」恋愛小説大賞第一回優秀賞受賞作家の鹿目けい子さん原作のボーイズラブっぽい青春学園もの。主演は、「仮面ライダー響鬼」で桐谷京介役を「仮面ライダー電王」では桜井侑斗役を演じた中村優一さんと、第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニックを受賞し「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜」で四条春樹役を演じた高橋優太さんの二人。

 水泳部のエースの柴原潤は、夏のインターハイ予選で同じ水泳部でクラスメイトの村井直樹に負けてしまい、その場で意識を失って病院に運ばれる。決勝へは村井が出場することになり、潤はドクター・ストップにより受験勉強に専念することになる。しかし、村井からコーチを頼まれて水泳部に顔を出し続けていた。ある夜、村井はプールで潤にキスをする。困惑した潤は、逃げるように村井を避けるようになるが、村井の潤への想いは冷めることはなかった。

 色の奥行きの深さがとかく美しい映像作品。水の反射や壁に映る水面のゆらめきや水中の動きなど、爽やかな水の青さが豊かに表現されてあり、視覚的に癒しが感じられる映像となっている。プール以外の場所の映像も色の配慮が行き届いていて綺麗。加えて、人物の配置と構図にも目配りがなされており、感情の動きを表すカメラワークと共に全体的に心地いいバランスで作られている作品と感じ取った。

 美しいのは、色や背景ばかりではなく、主役を演じた中村優一さんも作品の美しさのひとつ。サラリとした髪と端正な顔立ちが、主人公の持つ繊細な内面をよく表現していた。彼に好意を寄せるライバル役を演じた高橋優太さんは、相対するワイルドな雰囲気を漂わせており、お互いにないものを表現しあっていてよかった。潤の幼馴染み役を演じた久保翔さんは、キャラクターの持つ気の優しさを全身で表現しており、三人三様の魅力が表れていたのが良さであると感じた。

 ストーリーは、夏のインターハイ予選から卒業まで。潤の身に降り掛かる出来事を軸に、男子高校生たちのほろ苦く切ない青春学園ストーリーが展開されてゆく。三人の男子高校生の織りなすストーリーなのだが、家族関係について触れているのが主役の潤のみであったのが少々物足りないところ。確かに潤の家庭はドラマチックであるし父子関係を描くことが作品のテーマの一つなのは分かるが、潤に好意を寄せる村井と幼馴染みの加藤の家の家族関係についてもなんらかの映像描写があると、より一層厚みが増すように感じられた。シーンの展開によっては村井が主人公であったり加藤が主人公であったりというシーンががあっただけに余計そのように感じられたのかも知れない。

 この作品はボーイズラブかと言うと、ちょっと違うような気もしなくはない。広義では確かにボーイズラブの範疇ではあるけれども、高校生活という限られた時間と環境の中で、自分にはない優れた個性を持っている同性に対して好意にも似た憧れを抱くのは男女を問わずよくあることではないかな…と思うため。その相手に対する好意を示すのに、村井にとってはキスであり触れ合うことだったという感じがこの作品からは受け取れた。もっとも村井が潤に対する独占欲と激しい感情の吐露があればまた違った見方になったかも知れない。とはいえ彼らが卒業後も成人しても尚、相手のことが好きであれば大人の恋(三角関係)へと発展しているかも知れない。そういう余韻を残しているという点では、ボーイズラブらしい後味の作品。
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データ
投稿日 : 2013/01/28 15:46
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:深川栄作
製作:大橋孝史、尾越浩文、奥出緑
プロデューサー:上野境漉介、棚橋裕文
エグゼクティブプロデューサー:植田龍太郎
原作:鹿目けい子
脚本:深川栄作、鹿目けい子
美術:畠山和久
撮影監督:安田光
編集:宮武由衣
音楽:平井真美子、采原史朗
主題歌:中村優一「体育館ベイビー」

<出演>
中村優一/高橋優太/久保翔/桐谷美玲/桜庭ななみ/川原真琴/永井朋弥/藤澤恵麻/渡辺いっけい、他

2008年
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「体育館ベイビー」 08/6/6(映画本編)
投稿日 : 2008/06/08 14:32
投稿者 丘澄絵梨奈
参照先
「体育館ベイビー」の映画本編の感想です。

主人公は同じですが(原作は2作品とも違う内容ですが、映画化にあたり 同じ主人公でストーリーを展開させることにしたそうです)、「同級生」とは若干時間軸が違うので、比較して見ると また新しい発見や違った見方ができました。

潤が競泳部の大会で村井に負け、その後 お医者さんから心臓病を宣告されて泳げなくなってしまうところまでは、「同級生」と同じでした。

しかし、ここから先が「同級生」とは異なったストーリーでした。

村井が潤に好意を寄せているという内容で、ボーイズラブの要素が入ったものでした。
ボーイズラブ風の作品とは思わなかったので、少しビックリしました。

潤の父・保との確執は「同級生」よりもはっきりと描かれていました。
保と潤とのやりとりの場面が割と多かったのが、印象に残っています。
特に、後半部分で、潤に大学の合格書類を渡す場面は印象的でした。
親子の距離が少し縮まったように思いました。

早川さんも出てきますが、こちらではほんの少ししか登場場面がありませんでした。

「同級生」での早川さんは気の強い部分が全体的に多かったですが、この作品では優しくて穏やかな一面があったのが印象に残っています。

ラスト場面で号泣した「同級生」と違い、ラストもさわやかな、笑顔で終われる終わり方でした。

中村くんが歌う主題歌の「体育館ベイビー」も、アップテンポの明るい曲で、このラストにふさわしい歌でした。


上映終了後、時間を確認したら 次の「同級生」の上映に間に合いそうでした。
今日で最後なら、こちらも見てしまおうと思い チケットを購入しに行きました。
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「体育館ベイビー」(舞台挨拶)
投稿日 : 2008/06/07 20:50
投稿者 丘澄絵梨奈
参照先
鑑賞日:2008年6月6日(シネマート六本木にて)


<舞台挨拶・出演者>
中村優一


<感想>
「同級生」と「体育館ベイビー」。
今日が、東京での上映最終日です。
上映最後の日に、中村くんの舞台挨拶。 感慨深いものがありました。

舞台挨拶は「体育館ベイビー」の上映前に行われるということだったので 開場時間前に間に合うように家を出ました。
しかし、電車の間隔があり 映画館に着いたのは開場時間ギリギリでしたが…(苦笑)。

客席は満席で、立ち見が出るほどでした。

時間になり、舞台挨拶が始まりました。
ステージ近くにある扉から登場した中村くんに、客席からは歓声と拍手が起こりました。
服装は黒いシャツ(シャツの上に、黒っぽい薄い上着を着ていました)にパンツでした。
席からステージが少し遠かったので、見えにくい部分がありましたが、アクセサリーのようなものもつけていたようでした。

撮影禁止だったので、覚えている範囲内で記載します。

最初に中村くんが一言挨拶をされてから、質問コーナーへとうつりました。

特に印象に残っている質問と答えが「主題歌の体育館ベイビーの歌詞の中に『なぜ気付かないの?近くにある大事なもの』とありますが、優一くんの近くにある大事なものとは何ですか?」という質問に、中村くんが「ファンの皆さんです」と答えていたことです。

ここは、ものすごく印象に残りました。 客席と中村くんがひとつになったように感じました。

その後、抽選会がありました。
出演者のサイン入りパンフレットと、中村くん演じる潤が劇中でつけていた、携帯ストラップでした。
私は残念ながら当たりませんでした。
当選された方、おめでとうございます。

最後に舞台「ラストゲーム」の告知をされて舞台挨拶は終了となりました。

退場間際、中村くんが客席に向かって 投げキスをしてくれました!!

客席は大歓声に包まれました。
生で見ることができて、うれしかったです。


中村くん、舞台稽古などでお忙しい中 本当にありがとうございました。


「体育館ベイビー」映画本編の感想に続きます。
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