「超星艦隊セイザーX/戦え!星の戦士たち」
投稿日 | : 2006/04/02 18:04 |
投稿者 | : Excalibur |
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『超星神グランセイザー』、『幻星神ジャスティライザー』に続くシリーズ第3弾の映画化ということになります。こちらも殆ど予備知識はナシ。シリーズも『グランセイザー』以外は見たことがありません。
そもそもこの3シリーズの関連性が良くわからないのですが(『ジャスティライザー』には『グランセイザー』のメンバーがゲスト出演したことがあったようですが)、ウリはこの3大ヒーローの集結にあります。12人+3人+3人=18人ものヒーローが並ぶ姿は、確かに壮観ではあります。
ただし素顔で登場するのはセイザーXとジャスティライザーのメンバーだけ。堀口博士役の赤星昇一郎だけが特別出演という感じで、グランセイザーは誰も出てこないのが寂しいですね。これならむしろ出さない方が映画としてはまとまったと思います。
お話の方もサッパリで、色々シリーズへの目配せはあるらしいのですが、知らないとやはり「何それ」という感じになってしまいますね。登場人物が右往左往しているだけで、あとはひたすらドンパチなのは流石に疲れます。
そんな中で面白かったのは、峰岸徹演じるところの国防軍司令官が神宮寺という名前であることと、その司令官自らが乗り込んで指揮を執る迎撃戦艦があの”海底軍艦”轟天号なことです。
ミニチュアは新しく作ったのか、それとも『ゴジラ/FINAL WARS』で使ったものの流用なのかはわかりませんが、出撃シーンにわざわざ伊福部昭作曲のマーチを『海底軍艦』のサントラから流用するくらい力が入っています。
また、最後に登場する巨大怪獣マンモスボスキートは二つ首というデザインですが、その誕生シーンからしてキングギドラへのオマージュがタップリ。このあたりは大森一樹監督が、というよりも川北紘一特技監督が遊んでるというべきでしょうか。
15年ぶりにゴジラもモスラもいないお正月になったわけですが、結局はポスト・ゴジラを模索中なんでしょうね。
ところでこの『ムシキング』&『セイザーX』の二本立て、メインは『ムシキング』のような扱いになってますが、上映時間を比べると『ムシキング』が51分で『セイザーX』は70分。メインは『セイザーX』の方なんですが、このあたりは以前の『ハム太郎』と『ゴジラ』二本立ての頃と変ってないのね・・・。
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