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「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」
投稿日 : 2002/05/14 20:12
投稿者 Excalibur
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監督:リチャード・マーカンド
製作:ハワード・カザンジャン
脚本:ローレンス・キャスダン/ジョージ・ルーカス
ストーリー:ジョージ・ルーカス
製作総指揮:ジョージ・ルーカス
共同製作:ロバート・ワッツ/ジム・ブルーム
視覚効果:リチャード・エドランド/デニス・ミューレン/ケン・ローストン
音楽:ジョン・ウィリアムズ

マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー
ビリー・ディー・ウィリアムス/アンソニー・ダニエルス
ピーター・メイヒュー/セバスチャン・ショー/イアン・マックダイアミド
フランク・オズ/デビッド・プラウズ/ジェームズ・アール・ジョーンズ
ケニー・ベイカー/アレック・ギネス

1983年
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「ジェダイの帰還」
投稿日 : 2002/05/14 20:13
投稿者 Excalibur
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<スター・ウォーズ>「エピソード6」にして、シリーズの完結編。かつては「中間三部作完結編」と呼ばれていたが、ジョージ・ルーカス自身がエピソード7以降の製作を否定してしまった今では、本当にこれが全体の完結編となる可能性もある(もっとも小説やコミックで継続されてはいるし、ルーカスがいつ前言を撤回するかわからないが)。
エピソード4では反乱軍が帝国に一矢を報い、エピソード5では今度は帝国軍が反撃に徹して反乱軍は追いつめられ(所詮局地戦での勝利は大局を左右しないということ)、そしてこのエピソード6では題名から察するに、再興されたジェダイ騎士団が立ち上がり、遂に帝国にとどめを刺す――そういうお話だと思っていたものだ、製作が発表された時には。ところが出来上がった作品は、壮大な作品世界を完結させるにしては些か風変わりなものになっていた。風変わりという表現では足りないかもしれない。なんせそこに描かれていたのは、なんと熊ちゃんが銀河を救うというお話だったのだ。
この熊ちゃん、もといイウォーク族は、惑星エンドアの衛星に住む原始的な生物。紆余曲折あって知り合ったレイア姫を手助けして帝国軍と戦うのだが、このハイテクとは無縁の森の住人の強いこと強いこと! もし彼らがいなかったら、反乱軍は殲滅させられていたこと間違いなし、というとんでもない存在なのだ。当初からルーカスには、原始的な存在が帝国を打倒するという構想があったようだが(その名残がチューバッカである)、そのあまりの大活躍の前にはその他の出来事が全て翳んでしまった。
ルークとレイア、ハンの三角関係はどうなるのか、ヨーダとケノービの会話に出てきたルーク以外の「もう一人の希望」とは誰なのか、そしてダース・ヴェーダーは本当にルークの父親なのか? 前作から引っ張ってこられた様々な興味にも回答は与えられているものの、やはり主役はイウォークでそれ以外の要素は全てサブ・プロットのような感じを受けてしまうのは私だけではないだろう。
なお、サブタイトルの「復讐」だが、原題では”REVENGE”とされていたものの直訳だが、実は公開直前に”RETURN”に改められている。似た題名を持つ他作品(『スター・トレック2/カーンの逆襲』)に対してその題名変更まで求めておきながら、「”REVENGE”では表現がきつすぎるので」というのがその変更理由。だがおそらくこれは当初からの予定だったのではないか、というのが現在の定説である。作品内容に対する情報規制の意味もあるだろうが、物語はジェダイ騎士が「復讐」する話なんかではない。これはフォースの暗黒面に囚われダーク・サイドに堕ちた一人の男が、遂にライト・サイド、本来のジェダイへと「帰還」を果す物語だからだ。それを考えるならば、題名は”RETURN”以外にありえない。というわけで、近年日本でも題名変更(『ジェダイの帰還』)を求めるファンの働きかけが起こっているが、今のところ実現してはいない(エピソード4に関してはその要望が通り、『新たなる希望』というサブタイトルが追加されている)。
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