トップページ > 記事閲覧 
「スター・ウォーズ <特別編>」
投稿日 : 2002/05/08 22:08
投稿者 Excalibur
参照先
(現在のビデオ・タイトル『スター・ウォーズ/新たなる希望』)

『スター・ウォーズ』公開20周年を記念し、来るべき『エピソード1』公開を踏まえたお色直し版。予告編も秀逸で、まずTVのモニターが現れてその画面に『スター・ウォーズ』の1シーンが映し出され、やがてそれがTVのモニターを飛び出しスクリーン一杯に広がってゆくというもの。ビデオでしか見たことのない若いあなたは、まだ本当の『スター・ウォーズ』を知らない、というわけだ。
まずオリジナル・ネガそのものを徹底的に洗いなおし(文字通りの意味で。よりクリアな映像にするためだ)、完成作からオミットされたシーンをいくつか復元し、なおかつ最新デジタル処理で細かく修正を施すという気の遠くなるような作業の果てに出来あがったこの<特別編>。熱狂的ファンからは「デジタル厚化粧」などとも揶揄されたが、大画面で今一度『スター・ウォーズ』を体験させてくれた意義は大きく、また新たなファンを開拓したことも見逃せない。
話題になったのは、ハン・ソロとジャバ・ザ・ハットが語るシーンが復元されたこと。CG技術の進歩を見せつけることになった(撮影当時生身の人間が演じていたジャバを、全面的にCGで描かれたジャバに差替えている)こともあるが、さりげなくこのシーンにボバ・フェットが追加され、しかも<スター・ウォーズ・サガ>全体にとって意義のあるシーンだと製作サイドが明言しているからだ。『エピソード1』にはジャバが、『エピソード2』ではボバ・フェットが登場しているが、6作通して見た場合にこのシーンがどういう意味を持ってくるのかが楽しみでならない。また反乱軍基地内で、ルークが親友のビッグス・ダークライターと再会するシーンも復元されたが、物語序盤での二人の別れのシーンが相変らずカットされたままなので、「誰それ?」なのは残念だ。
数年後、『エピソード3』完結の暁には、DVDで更なる改訂版が作られるという噂もある。改訂版はともかく、DVD発売の際には是非ともカットされたシーンも収録して欲しい、『エピソード1』DVD版のように。もっともそれ以上に、「やらない」と明言した『エピソード7』以降を何とかして欲しいものだが。

  (1997/5/31 日比谷スカラ座、1999/7/11 VIDEO、2002/3/23 VIDEO、2002/5/3 TV)
記事編集 編集
「エピソード3」から「エピソード4」へ
投稿日 : 2005/08/11 21:19
投稿者 Excalibur
参照先
『エピソード3』と『エピソード4』を続けて見ると、色々なことが違って見えてくる。
『EP3』終盤のオビ=ワンとアナキンの迫力ある殺陣を見てしまうと、『EP4』のオビ=ワンとベイダーの立ち回りは如何にも物足りない。若さに任せて切り結ぶのではなく、達人同士の円熟した決闘なのだ、と受け取れないこともないが、方や年老い、方や半分機械の身体になり、両者とも衰えたなぁという寂しさが先にたってしまうのだ。
ルークとレイアとハン・ソロの三角関係も微妙だ。当時はヒーローであるルークとヒロインであるレイア、この二人が結ばれることには何の違和感もなかったが、最初からこの二人が双子の兄妹だとわかっていると非常にスリリング。一歩間違えば近親相姦になってしまう・・・?
「親友だった君のお父さんは、私の弟子だったダース・ベイダーという若いジェダイに殺された」とルークに語るオビ=ワンも白々しく見えるし、R2−D2とC−3POのコンビを見た時の反応も不可解。「オビ=ワンという名前は、君(=ルーク)が生まれるずっと前から使ってない」というのも変で、今ひとつオビ=ワンの偉大さが損なわれているような気もする。
タトウィーンを「酷い場所だ」と愚痴り、「ここがどこかもわからない」という3POは、記憶を消去されてるんだったんだなと思えば納得だし、「向こうに集落がある」とか、「この近くにオビ=ワンが住んでいる」と妙に自信満々で主導権を握ろうとしているR2は、反対にやっぱり記憶は消されていないんだ、と思えるのだけれども、それならオーウェン・ラーズの水分抽出農場にも、オーウェン自身にも、さらにはルーク・「スカイウォーカー」にも無反応なのは解せないなぁ等々、余計なことも考えてしまう。
ということはこの『スター・ウォーズ』という物語、やはりエピソード・ナンバー順に見ていくよりも、製作(公開)順に見ていくほうが正しいのかも知れない。それならば「環が見事に繋がった!」と言えないこともないのだから。

    (2005/6/26 VIDEO、2005/8/6 VIDEO)
記事編集 編集
Re: 「スター・ウォーズ <特別編>」
投稿日 : 2005/07/06 10:08
投稿者 F20!
参照先 http://homepage3.nifty.com/HiroMacky/999iroha.html
エピソード1から3までを見た上で改めて4以降を見ると、
もの凄く感情移入というか、へんな感じがします。

はじめのダースベイダーとレイアのシーンや、
ルークの叔父夫婦が殺されたシーン、オビ・ワンの登場シーン、
オルデラーンがデススターに破壊されたシーンなど、
初めてこの作品を見たときとは違った印象でしたね。
記事編集 編集
Re: 「スター・ウォーズ <特別編>」
投稿日 : 2005/04/11 09:24
投稿者 久保田r
参照先
 やはり一話完結としての完成度が高い。一つの作品としてすっきりと出来上がっているので、『スター・ウォーズ』がこの世に出て来た時のSF超大作というインパクト、そして数ある『スター・ウォーズ』の中でもこの作品があったからこそ世界が広がったという『スター・ウォーズ』の基盤がこの作品の中にしっかりと組み込まれている。

 個性の強いキャラが多く、キャラを見ているだけでも楽しい。C-3POとR2-D2のコンビは、ドロイド間の友情を感じるし、ハン・ソロとチューバッカは、広い宇宙で出会うべくして出会ったという種族の垣根を越えた名コンビさが良い。中でもレイア姫のインパクトは大きく、逆境に立ち向かう果敢な姿は、お姫さまというよりも一人の戦士。助けに来てもらって文句を言い返すあたりは、かなりの気の強さ。でも、弱々しいお姫さまよりもこれくらい勇ましい方が小気味良い。

 子供の頃テレビのロードショーで何度も見た『スター・ウォーズ』。『スター・ウォーズ』と言えばこの作品だった。それが後年「新たなる希望」というサブタイトルが付き、シリーズの4作目にあたる作品だという。それでも私の中の『スター・ウォーズ』初体験といえば、この作品になる。
記事編集 編集
「新たなる希望」
投稿日 : 2005/03/19 22:04
投稿者 Excalibur
参照先
ビデオが再発売された時に<特別編>の肩書が取れ、『新たなる希望』とのサブタイトル付きになったシリーズの第一作目。これによってオリジナル公開版(といいつつ、実は既に微妙に改訂されていたりするのだが)は封印され、今後はこちらがスタンダードになるとのことだったが、今度はDVDとしてリリースされる際に更に手が加えられることになった。これは主に<新3部作>との整合性を取るためのものだが、おそらくこの<再改訂版>も最終的な”決定版”にはならないだろうというのがファンの予想。6作全部が完結した後の2007年(第一作公開から30周年)あたりに、三度改訂されたヴァージョンが発表されるだろうというのが専らの噂である。それとは別に、6本全部を一つに繋いだヴァージョン(『ゴッドファーザー・サガ』みたいなものだろうか)の構想をルーカス本人が語っていたこともあるので、やはり何らかの動きがありそうだ。ただ新しいヴァージョンが出る度にそれ以前のものが封印されてしまうのがファンにとっては悩ましい事態であり、より完全なものを提供したいという製作側の姿勢もわかるのだが、やはり観客側に選択の余地を残しておいて欲しいとも思う。

さて今回の<再改訂版>、一般的な観客ならばその違いは気にならないだろうけれども、ある程度年季の入ったファンにとっては大騒ぎの種となる。色調や音声(効果音など)など実に細かく手を入れられているようだが、見た目に一番わかりやすいのはジャバ・ザ・ハットのCGIが全面差替えになったことだろうか。前回の改訂版(<特別編>)で追加されたこのシーンは売りの一つだったが、ジャバの姿が初登場時(『ジェダイの帰還』)と幾分かかけ離れたものになっていたのでファンからも不満の声が多かったのである。今回の修正作業で『ファントム・メナス』や『ジェダイの帰還』の中間形態として、より納得いくものなったのは喜ばしいことだ。あと目につくのはハン・ソロとグリードとの酒場でのやりとり場面が、比較的わかりやすい変更点だろうか。そもそもこの場面、オリジナルではソロは問答無用にグリードを撃ち殺すのだが、<特別編>ではグリードが先に撃ち、応戦する形でソロが撃つ様に改められた。これはソロをヒーローっぽくしよう(ソロの善人化)との発案だったようだが、かえって”ならず者”ソロの魅力を損ねたようで残念でもあった。しかも至近距離から的を外すグリードの、賞金稼ぎとしての力量も疑問視されかねない。そこで今回は両者ほぼ同時発砲ということに相成ったのだが、なんとなく玉虫色の解決策と言えなくもない・・・。
なお今回は訳文にも手を入れるなど日本版製作にも気を遣っている様がうかがえるが、どうせなら吹替版も作りなおして欲しかった。現行キャストが個人的に今一つ気に入らないということもあるのだが、<新3部作>と共通するキャラクターの吹替キャストを統一して欲しかったのだ。続く『帝国の逆襲』では台詞の追加収録を行っているくらいなのだから、いっそ全面的に変更するくらいの決断があっても良かったのではないか。

それにしても残るは一作。
オビ=ワン・ケノービとダース・ベイダーとの対決シーンでの、あのケノービの不敵な笑みの真相は?
そしてジャバと共に追加されたボバ・フェットの出番の持つ意味は、はたして『シスの復讐』で明らかになるのだろうか・・・?

                (2004/9/23 VIDEO、2005/3/10 VIDEO)
記事編集 編集
作品データ
投稿日 : 2004/06/27 06:38
投稿者 Excalibur
参照先
脚本・監督:ジョージ・ルーカス
製作:ゲイリー・カーツ
音楽:ジョン・ウィリアムス
特殊視聴覚効果監督:ジョン・ダイクストラ

マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー
ピーター・カッシング/アレック・ギネス
アンソニー・ダニエルス/ケニー・ベイカー/ピーター・メイヒュー/デビッド・プラウズ

1997年
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -