鑑賞日：2008年3月1日（ユナイテッド・シネマ豊洲にて）


原作を途中までしか読んでいなかったんですが（苦笑）、そのおかげだったのか、とても楽しめました。

吹き替え版は時間が合わず字幕版で見たので、今度は吹き替えで見てみたいと思います。

字幕訳も世界観や設定を大切にされた訳で印象に残りました。
表示される字も大きめで、見やすかったです。
集中して見ていたので、少し目が疲れました。

捕らえられた子供たちを救う際の戦闘場面は大迫力でした。

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フィリップ・プルマンの＜ライラの冒険＞三部作の第一作を映画化した作品です。
物語はかなり複雑な構成を持っていますので、原作未読の方にはなかなか辛い内容だとは思いますが、逆に原作を読んで映画をご覧になった方の中で、想像していたのとは全くイメージが違う、と戸惑われた方はおそらく少数派だと思います。それぐらい、原作の世界を見事にスクリーン上に再現しているのです。

出演者の中で特筆すべきなのは、コールター夫人役のニコール・キッドマン。
個人的にも原作を読んでいる段階から彼女をイメージしていましたが、フィリップ・プルマン自身も彼女を想定した由。見事に体現してくれていました。

ただ残念なのは、残る二作の製作に未だゴーサインが出ていないこと。
というよりも、これまでの興行成績を見る限り、続編製作はかなり厳しいのが現状のようです。
二部から三部へとストーリーは大きくうねり、新しい魅力的な人物も登場し、主人公のライラも成長し、隠された謎も明らかにされていきます。それをこのスタッフ、キャストで是非観たいものですが、果たして三部作は見事に完結するのでしょうか。

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監督・脚本：クリス・ワイツ
原作：フィリップ・プルマン
製作：デボラ・フォート／ビル・カラッロ
製作総指揮：ボブ・シェイ／マイケル・リン／トビー・エメリッヒ／マーク・オーデスキー／アイリーン・マイゼル／アンドリュー・ミアノ／ポール・ワイツ
音楽：アレクサンドル・デプラ

ニコール・キッドマン／ダコタ・ブルー・リチャーズ／サム・エリオット／エヴァ・グリーン
クリストファー・リー／トム・コートネイ／デレク・ジャコビ／イアン・マッケラン（声）
イアン・マクシェーン（声）／フレディ・ハイモア（声）／キャシー・ベイツ（声）／クリスティン・スコット＝トーマス（声）
ベン・ウォーカー／サイモン・マクバーニー／ジム・カーター／クレア・ヒギンズ
ジャック・シェパード／マグダ・ズバンスキー／ダニエル・クレイグ

2007年

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