テロリストによって核ミサイル基地が襲われ、それを主人公が阻止するというアクション映画で、主演はドルフ・ラングレン。大統領役でロイ・シャイダーが共演しているので、Ｂ級映画と言ってもそれほど低予算ではないはず。
監督フレデリック・フォレスティア、脚本はジェームズ・Ｈ・スチュワートとロバート・ジョフリオンの共作。1997年の作品。

同じ時期にジョージ・クルーニーとニコール・キッドマンが主演した『ピースメーカー』という、これまた核兵器ジャック物の大作映画が作られているのでそれを意識した邦題なのかと思いきや、原題も同じだった。本国での公開はどうやらこちらの方が先らしいが。
演出のテンポもあまり良くなく、ラングレンのアクションにも切れがなく、あちらに比べれば何十分の一の予算なのだろうが、それでもカーチェイスのシーンや二転三転するプロットなどなどＢ級ならではの楽しみは充分にある。「ドルフ・ラングレン」に抵抗のない人ならばどうぞ。

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