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「大怪獣東京に現わる」
投稿日 : 2008/01/20 12:13
投稿者 Excalibur
参照先
怪獣の出ない「怪獣映画」として話題になった作品で、付け加えるならば物語の舞台も「東京」ではなく福井県。都市部が壊滅状態になろうが、地方都市には関係ない話で、住民達はTVで右往左往する人々を見ながら茶飲み話をしている、というシチュエーション・コメディ。
発想は大変面白いのだけれども、変態教師や新興宗教の怪しげな信者だとかエキセントリックなキャラクターが色々出てくることもあって、全体としてはぼやけた印象しか残らない。最後には福井も他人事ではいられなくなっての大騒ぎとなるのだが、そこに至るまでの登場人物の行動がなんとも理解出来ないため、せっかくのクライマックスがちっとも盛り上がらないのが残念。ラストもあまり後味の良いものではないし。

因みにこの映画では怪獣は2匹出現。1匹めは東京湾から上陸した背びれを持った恐竜のような怪獣で、「○○みたい」という台詞があるもののピー音で消されている。そして2匹目は福岡に現れたカメのような怪獣で、こいつはなんと空を飛ぶ!
・・・まぁ要するに日本を代表する二大怪獣のパロディをやっているわけだが、姿を見せないだけに余計安っぽい。

原案・脚本:NAMA雅MURA、監督:宮坂武志。
出演は桃井かおり、本田博太郎、角替和枝、西山由海、吉行由実、奥野敦士、田口トモロヲ、竹内力、高松英郎。
製作は1998年。
国内ではガメラやモスラがスクリーンで大暴れし、ハリウッド版『GODZILLA』や北朝鮮映画『大怪獣プルガサリ』などが上陸した余韻の残る時期である。

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