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「ザ・インターネット」
投稿日 : 2007/12/23 16:27
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:アーウィン・ウィンクラー
製作:アーウィン・ウィンクラー、ロブ・コーワン
脚本:ジョン・ブランカート、マイケル・フェリス
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:マーク・アイシャム
美術:デニス・ワシントン
編集:リチャード・ハルシー
字幕:菊池浩司

<出演>
サンドラ・ブロック/ジェレミー・ノーザム/デニス・ミラー/ダイアン・ベーカー/レイ・マッキノン、他

<ストーリー>
自宅でコンピュター・ソフトのバグを直す仕事を請け負っていたアンジェラは、6年振りの休暇を取り、旅行に出かける矢先に自分に会いに来る筈だった仕事仲間の事故死を知る。そして旅行先では、見知らぬ男性と急接近し、夕食を共にするが、帰り道にひったくりに遭う。連れ添っていたジャックは、ひったくり犯を追うが、実はジャックが仕組んだことだった。それからアンジェラは、再三命を狙われる。

1995年 トライスター映画

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Re: 「ザ・インターネット」
投稿日 : 2007/12/23 16:30
投稿者 久保田r
参照先
 コンピューターの利便さと怖さを上手く描写したサスペンス映画。サンドラ・ブロックが頭脳明晰な主人公の女性を演じ、終始ハラハラドキドキとするスリルが描かれている。

 「ザ・インターネット」というベタなタイトルだが、ストレートで分かりやすいという点では、良いインパクトのタイトルだと思う(ちなみに英題は「THE NET」)。そして、とにかく脚本がよく出来ていて、それを演じる役者も役とピッタリと合っていたので、脚本とキャスティングの良さが生きている映画だと感じた。

 脚本がよく出来ていると感じたのは、伏線の張り方が良かったことと、コンピューターを題材として人間らしさも描いていること。冒頭の次官の拳銃自殺を図るシーンや精神科医のアランを利用した「FBIに信頼できる友人」がいるなど、伏線の張り方に余計な点がなく、真っすぐに集中して見ることができた。そして、コンピューターの便利さを描きつつ、結局は人間は食べて寝る場所がなくてはならないという人間らしさも描いていて、インターネットでピザを注文して食事をするシーンがあったり、コンピューターでデータ操作をされホテルを追い出されたり家が売りに出されて住む場所を失ったりと、コンピューターに依存している現代人の姿を描いている。

 作中に登場する機器類は、さすがに現在から見ると多少の古さは否めないが、しかしそういった機器類に頼った映画ではなく、コンピューターの本質に迫った内容となっているので、描いてあること自体は現在でも十分に通用する内容。そして、映像の切り替えとシーンの切り替えが速いので、インターネットの情報伝達の速さが視覚的に十分に描かれている。
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