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「灰色の容疑者」
投稿日 : 2007/12/18 14:55
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:マーティン・キャンベル
製作:ロバート・マクリーン、ヒラリー・ヒース
製作総指揮:ジョン・デイリー、デレク・ギブソン
脚本:マーク・カスダン
撮影:フィリップ・メヒュー
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

<出演>
ゲイリー・オールドマン/ケビン・ベーコン/カレン・ヤング/ジョー・ドン・ベイカー/テス・ハーパー、他

<ストーリー>
連続女性暴行殺人事件の容疑者としてマーチンが逮捕され、裁判にかけられた。彼の弁護人であるベン・チェイスは、目撃証言により不利な立場にあったマーチンを巧みな弁護で無罪を勝ち取った。しかし、同じ手口の殺人が続く。ある晩、大雨の中マーチンに公園に呼び出されたベンは、焼かれた女性の死体を発見する。

1991年 アメリカ
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Re: 「灰色の容疑者」
投稿日 : 2007/12/18 14:58
投稿者 久保田r
参照先
 サイコがかったサスペンス映画。忍び込んだ室内で振り返ったらいない筈の人が間近にいて「ギャーッ!」と驚いたり、前触れもなくいきなり襲われたり、暗闇の中に焼死体が転がって来たりと、随所に恐怖を感じるシーンがちりばめられている。

 内容は、突き詰めると”生の倫理”にも行き着きそうなほどの重いテーマが描かれているような気がするのだが、そしてある訴えも込められているような気もするのだが、如何せん描写が何事にも中途半端な点が多く、見た後で(だから何だったんだろう…)と感じてしまう、結局のところ伝えたいことが分かりにくい作品となっている。

 容疑者は、灰色ではなく黒なのだが、証拠がないだけに灰色としか判断できない状況。だが、弁護をしたベンにはマーチンは黒だという確信があり、依頼人を裏切る形で警察と手を組み、自分の過ちを償おうとする。ベンは証拠を掴もうと躍起になるが、なかなかマーチンの尻尾を掴むことができない。そして、調べを進めるうちにマーチンが犯行に及んだ原因を知ることになる。

 ベンとマーチンの行動をずっと見ていると、後半になるにつれ段々とベンがやつれていき、終盤にはどちらが容疑者なのか分からないほどの顔つきとなっていった。それは、ベンを演じたゲイリー・オールドマンの役作りなのだと思うのだが、マーチンを演じたケビン・ベーコンが爽やかなだけに二人の役柄が反対だったらもっと作品に適したかも知れないと感じた。それでは意外性のないキャスティングになってしまうが、作品的にキャスティングの意外性が功を奏す内容ではないと思うので、順当なキャスティングの方が説得力があったように思えてならないのだが…どうだろう。(レビューも切れ味悪く灰色気味)
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