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「イントゥ・ザ・サン」
投稿日 : 2007/10/04 16:18
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:ミンク
製作:フランク・ヒルデブランド
製作総指揮:スティーヴン・セガール
原案:スティーヴン・セガール、ジョー・ハルピン
脚本:トレヴァー・ミラー、スティーヴン・セガール、ジョー・ハルピン
撮影:ドン・エ・ファン・ル・ロイ
音楽:スタンリー・クラーク
映倫:R-15

<出演>
スティーヴン・セガール/マシュー・デイヴィス/大沢たかお/エディー・ジョージ/ウィリアム・アザートン/ジュリエット・マーキス/ケン・ロウ/豊原功補/寺尾聰/伊武雅刀/ペース・ウー/栗山千明/山口佳奈子/大村波彦/本田大輔/コロッケ、他

<ストーリー>
不法入国の外国人一掃を公約にしていた都知事候補が白昼堂々と射殺され、テロを警戒していたFBIは、ヤクザとの関係を疑ってトラヴィスに捜査を依頼する。日本の裏の世界に詳しいトラヴィスは、最近外国勢と手を組んで急激に力を伸ばした”クロダ”が怪しいと睨む。トラヴィスは、あらゆるコネを駆使しクロダに近づく。

2005年
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Re: 「イントゥ・ザ・サン」
投稿日 : 2007/10/04 16:21
投稿者 久保田r
参照先
 「こいつら、どっから斬っても、極太なり」「東京戦争!!」などというコピーが付いている、東京を舞台とした任侠アクション映画。拳銃と刀が主要武器として登場するので、ガン=カタファンには楽しめる作品ではないかと思う。ただし、ハードなシーンが続くためR-15指定作品。

 スティーヴン・セガールが東京を舞台にアクション映画を作ったということと、寺尾聰、伊武雅刀、大沢たかお、豊原功補といった日本の有名俳優陣が名を連ねていたので、一体どのような作品になったのだろうかと興味を持って見た。見た直後の感想としては、頭脳的と言えば頭脳的なんだけど、でもどちらかというと肉体的でタフなシナリオで、主に外国人男性が日本に対して抱いているであろう魅惑的な視覚的記号(芸者、着物、刀、ヤクザなど)をこれでもかと詰め込んだ映画…という感じ。

 出演している日本人俳優は、名を存じ上げない方も含めてかなりの人数が出演しているのだが、豊原功補と大沢たかおがいい仕事をしていたと思う。気に入らない者をすぐに消してしまうキレやすい若僧ヤクザのトップの役を大沢たかおが演じていて、野心に溢れた血の気の多い役を狂気を含んだ表情でよく演じていた。豊原功補は、刺青の彫師という役で、台詞も出番も少ないのだが、その分出演シーンでの印象づけが上手く、役作りも上手く、クロダの所へ殴り込みに行った際の立ち回りが鮮やかだった。主役を立てる身の置き方を心得ている素晴らしい演技。映画を見る前に期待していた寺尾聰と伊武雅刀は、それなりの印象度はあったが、やや活躍が少ないだろうか。でも、伊武雅刀のラストの二台目組長襲名の儀式は見応えがあった。

 スティーヴン・セガールが英語、日本語、中国語を操っているのだが、日本語のシーンは、全部日本語で話しているのかと言えばそうでもない。長めの複雑な台詞では英語になり、1シーンの中で日本語と英語が混合している場合もある。そして、日本語が聞きやすいかと言えばそうでもない。聞き取り難いところもあってしかも関西弁とあって(今、なんて言うたんや?)と思わずこちらも怪しい関西弁でツッコミを入れてしまうくらいの出来で、とにかく日本を舞台にした作品ということで、セガールの懸命さが伝わって来る映画ではあった。でも、もっと英語の台詞で良かったように思う。これはおそらく決め台詞なのだと思うが、クロダの所への殴り込みで途中から加わったメイ・リンに向かって言った日本語の台詞は、カタカナ日本語でズルっとズッコケてしまうものだった。
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