＜にっかつロマンポルノ＞と言いながら、実はニュー・センチュリー・プロデューサーズの作品。
大学の女子プロレス部を舞台にしたお話で、主演は山本奈津子と小田かおるのコンビ。監督は、これがデビュー４作目くらいだった那須博之。1984年の作品。

意外や青春学園モノとしても、アイドル映画としても、スポ根モノのパロディとしても上出来の作品。ラストは予定調和だが、なかなか盛り上がりそれもまた楽し。変に社会の暗部を描いたり、若者のやり場のない憤り、暴走を描いた社会派（？）のポルノ映画なんていうのもあるけれど、なーんも考えないで面白がれる作品も大切だ。ポルノ映画なのだからお子さまに見せるというワケにはいかないが、きっとお子さまでも充分楽しめる内容だ。

それにしても驚いたのは、（殆ど）スタントなしで女優にプロレスをやらせていること。監督がよくやらせたし、また女優もそれによく応えたものである（もしかするとスタントを起用する予算がなかっただけ？）。
ところでこの作品って『カリフォルニア・ドールズ』のパロディだったりするのかな？

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