南の島で行方不明になった父親を探して欲しいとの依頼を受けた鬼太郎。不老不死の秘薬・命の水を盗もうとして南方妖怪の聖地を汚したため、その怒りをかったらしい。救出に向かった鬼太郎だったが逆に捕えられ、命の水を無理矢理飲まされ恐ろしい大海獣へと変身させられてしまった。東京へ上陸し街を破壊する大海獣＝鬼太郎の姿は、日本中を恐怖のどん底へと叩き込んだ。その期に乗じて日本を襲撃する南方妖怪たち。はたして目玉オヤジたちは鬼太郎を元の姿に戻し、南方妖怪たちを撃退出来るのか？！

1996年夏の＜東映アニメフェア＞で上映された、ＴＶ第４シリーズをベースにした劇場版。50分という長さで適度にまとめられており、このあたりはベテラン勝間田監督の演出力だろう。
作監：荒木・姫野コンビの丁寧な仕事ぶりや、海の波の表現でＣＧを使うなどの工夫も凝らされていて見応えは充分。ただ、ちょっと説教臭いのが玉に瑕。

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