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「北京原人/who are you?」
投稿日 : 2007/09/19 06:22
投稿者 Excalibur
参照先
北京原人の頭蓋骨の化石からDNAを採取し、現代に北京原人を甦らせようとするプロジェクトを巡るドタバタ喜劇(?)。
『ジュラシック・パーク』と同じネタを、思いっきりひねくり回して料理しました、といった代物で、素材に問題があったのか、シェフの腕が悪かったのか、トンデモ作品に仕上がってしまった。というか、企画の段階で誰かストップをかけてりゃいいものを。
しかもこれが早坂暁の脚本、佐藤純弥の監督だというのだからねぇ。
20億円もの巨費を投じて、1998年のお正月映画として製作・公開されたがあえなく撃沈。すぐに怪作、珍作、カルト作品として持て囃されたが、流石に今日ではその名を口にする人も少なくなった。

出演は緒形直人、ジョイ・ウォン、片岡礼子、坂上忍、佐藤蛾次郎、長谷川初範、ケント・ギルバート、北大路欣也、哀川翔、大竹まこと、下條アトム、プリンセス・テンコーらの怪しい面々。
更に映画のデタラメさを象徴するのが、”かの”丹波哲郎大センセイである。
「責任は全部私が取る」とか言っておきながら何もしないし、原人にレイプされそうになって逃げた片岡礼子に向って「何故逃げる?科学者なら身体を張れ!」と原人の子供を身篭らせようとしてみたり、市民レベルの競技大会に変装させた原人を出場させてみたり、とメチャクチャだ。
また題材からしてお子様向け映画だと思って子供を連れてきた親は、さぞ気まずい思いをしたことだろう。なんせ原人とコミュニケーションをとる為に緒方直人がパンツ一丁になっちまうのはともかく、相棒の片岡礼子までそうなのだから。この意外な展開には、劇場で思わずビックリ。
まぁ僕はジョイ・ウォンが見たかっただけで足を運んだのだから、そんな瑣末なこと(?)はどーでもいいんだが・・・。

特殊メイクで原人を演じていたのは本田博太郎と小松みゆき、それに小野賢章の3人。
公開まで誰が演じているのかは秘密扱いだったが、残念ながら直前に漏れてしまった。もっとも知っていて観ても、誰が誰やらわからないんじゃないかと思うけれど。もはや特殊メイクというより着ぐるみで、小松みゆきが憐れだったなぁ・・・ファンなんだけど。
因みに子ども原人を演じていた小野賢章クンというのは、最近では映画『ハリー・ポッター』シリーズで、ずっと主人公ハリー(演:ダニエル・ラドクリフ)の吹き替えを担当している。それだけ。
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