「フォレスト・ガンプ/一期一会」
投稿日 | : 2007/07/03 17:09 |
投稿者 | : 丘澄絵梨奈 |
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<スタッフ>
監督:ロバート・ゼメキス
製作:ウェンディ・フィネルマン/スティーヴ・ティッシュ/スティーヴ・ターキー
原作:ウィンストン・グルーム『Gump and Co.』
脚色:エリック・ロス
撮影:ドン・バージェス
音楽:アラン・シルヴェストリ
編集:アーサー・シュミット
視覚効果:ILM
キャスティング:エレン・ルイス
プロダクションデザイン:リック・カーター
美術:レスリー・マクドナルド/ジム・ティーガーデン
衣装デザイン:ジョアンナ・ジョンストン
1994年・アメリカ
<主なキャスト及び声の吹き替え(テレビ/DVD)>
フォレスト・ガンプ トム・ハンクス(江原正士)
ミセス・ガンプ サリー・フィールド(鈴木弘子/土井美加)
ジェニー・カラン ロビン・ライト(名越志保/佐々木優子)
ダン・テイラー ゲイリー・シニーズ(鈴置洋孝/有本欽隆)
ババ・ブルー ミケルティ・ウィリアムソン(屋良有作/福田信昭)
ほか
Re: フォレスト・ガンプ/一期一会
投稿日 | : 2007/07/04 10:55 |
投稿者 | : 丘澄絵梨奈 |
参照先 | : |
DVD「フォレスト・ガンプ/一期一会 スペシャル・コレクターズ・エディション」の感想です。
この作品も、DVDとテレビ版で吹き替えキャストが異なるパターンですね。
wikipediaに両方のキャストが掲載されていたので、知ることができました。
幸いにも(?)、テレビ版は一度も見たことがありません。
2000年3月にフジテレビの「ゴールデン洋画劇場」で放送されたと、他サイトに記載がありましたが、未見です(T_T)。
当時、放送があったこと自体も知りませんでした。
「アポロ13」は何回かテレビで見ていますが、この作品のテレビ放送には、なかなかめぐりあえません。
しかし、吹き替えキャストの面に関しては救われた気がしました。
吹き替えの声優さんが違うので、もし、テレビ版を先に見ていたら、「アポロ13」のときと同じように、DVD版のキャストになじむまで時間がかかったでしょうから(苦笑)。
テレビ版を見ていないので、今回はすんなり見ることができました。
ですが、いつかテレビ版を見てみたいですね。 まだ見たことがないので。
全体を通して感じたことは、フォレストの純粋な気持ちや優しさが傷ついた人(心に傷を負った人)たちを救うお話だったように思います。
同時に、戦争の悲しさや虚しさを描いた作品でもありました。
フォレストの声を担当された江原さんの演技がすばらしかったです。
特に印象に残っているのが ダン・テイラー中尉との場面ですね。
ダン中尉はベトナム戦争で負傷。
彼は戦場で仲間たちと一緒に死ぬことを望んでいたんですが、それを見すごすことができなかったフォレストは、彼を助けます。 その際にフォレストもおしりに銃弾を受けますが、何とか無事でした。
フォレストのおかげで、幸いにもダン中尉の命は助かるんですが、両足を失うという事態に…。
足を失ったダン中尉は、特殊な撮影方法が用いられていました。
映像特典でわかったんですが、足はそのままで青い靴下を履いて演技及び撮影をし、足の部分だけ、コンピュータで削除して、映像から抜いたということでした。
死を望んでいたダン中尉は、助けてくれたフォレストに対して怒りをぶつけます。
この場面は、有本さんの声の演技ももちろんですが、ゲイリー・シニーズの迫真の演技がものすごかったです。
表情の演技等が上手な俳優さんだなあと思いました。
夜、眠っているフォレストをベッドからひきずり下ろして、「こんなはずじゃなかったんだ! 俺の運命は、名誉の戦死だ!! 俺はあそこで仲間たちと死ぬはずだったのに…。おまえがぶち壊しにしたんだ!! 生きてる人形だよ。見ろ! 両足がないんだぞ!! 足を使えない辛さがおまえにわかるか!!」と、叫ぶダン中尉。
DVDを見ていて、涙が止まりませんでした。
両足を失い、絶望のふちにいたダン中尉が、お話の後半では、フォレストのおかげで、少しずつ 笑顔を取り戻していきます。
フォレストに初めて、命を助けてくれたことを感謝する場面で、ほんの少しだけ笑顔を見せた、ダン中尉が印象的でした。
少しずつ立ち直ろうとしている様子が伝わってきました。
お話のクライマックスで、ダン中尉は完全に立ち直ったなあと感じました。
ジェニーとフォレストの結婚式の場面。
ダン中尉が義足をはめて お祝いにくる場面があります。
そこで、フォレストに向けた優しい笑顔が印象に残っています。
フォレストの優しい心が、ダン中尉を救ったように思いました。