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「バースデー・ウエディング」
投稿日 : 2006/12/26 15:30
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:田澤直樹
プロデューサー:森谷雄、西前俊典
脚本:児玉頼子
撮影:中山光一
音楽:矢野絢子
美術:西村徹
録音:江坂強志
主題歌:矢野絢子

<出演>
上原美佐/木村多江/田中哲司/忍成修吾、他

<ストーリー>
結婚式前夜、千晴は、父の礼服のポケットから1本のビデオテープを見つける。「千晴へ」と書かれたそのテープを再生すると、そこには亡くなった母からのメッセージが映っていた。

2005年
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Re: 「バースデー・ウェディング」
投稿日 : 2006/12/26 15:30
投稿者 久保田r
参照先
 半分以上泣き通しだった。描かれているのは間違いなく母の愛で、母あっての命の繋がり。命を大切にすること、思いを大切にすること、命を繋ぐことが描かれている。この映画を見ると間違いなく母である人は泣くだろうし、結婚適齢期と言われる妙齢の女性も泣くことと思う。そして、見守ることしかできないという父親・男性も目頭を熱くすることと思う。この映画には、今最も大切な「命の大切さ」が描かれている。

 6才の娘を残して癌で亡くなる母親役の木村多江が、大きく暖かい存在感で素晴らしい印象度。本当は、人間として取り乱したくなる心境なのだと思うが、幼い娘を遺して逝ってしまう母親役を愛情たっぷりにやさしく演じている。母親の愛情は海よりも深いというその慈しみに満ちた愛を切々と訴えている。この母の愛に触れると涙なくして見ることはできない。

 父親には特別な台詞はなにもない。寡黙でじっと見守ることしかできない父親だが、ビデオを撮ることで母と娘の繋がりを結婚式という大切な場でみんなに知ってもらうことができる。母は命の源であり、そして娘も命の源となる一人の女性。これらの命の繋がりが最もよくわかる見届け人という立場の父親だった。

 結婚式というのは、一人の男性と一人の女性が結ばれる「命」にとって大切な儀式。華やかな舞台に上がる二人にはかけがえのない人生がある。親から子へそしてまた子へ。こうして紡がれる命の繋がりに生きた証がある。命に自信がなくなった時、悩める時、一人でも多くの人にこの映画を見て欲しい。
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