トップページ > 記事閲覧 
「僕の恋、彼の秘密」
投稿日 : 2006/10/29 14:56
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:D.J.チェン
製作:アイリーン・リー、ミッシェル・イェ
脚本:ラディ・ユウ
撮影:チェン・フィション
音楽:ジョージ・チェン、ホン・チーリー
美術:ザク・クー
編集:チェン・シャオトン

<出演>
トニー・ヤン/ダンカン・チョウ/キング・チン/ダダ・ジー/ジミー・ヤン/ジェイソン・チャン、他

<ストーリー>
17歳の夏休み、田舎から都会の台北へ友人を頼って出て来たティエンは、友人の働くバーでプレイボーイのバイに心を奪われる。何とかバイだけはやめるように説得するティエンの友人たちだが、ティエンとバイは運命の糸にたぐり寄せられるように引き合う。しかし、バイには秘密があり…。

2004年 台湾 アートポート
記事編集 編集
Re: 「僕の恋、彼の秘密」
投稿日 : 2006/10/29 14:58
投稿者 久保田r
参照先
 楽しいBLバラエティ映画…というのが、第一の感想。BLという言葉が分からない人のために言い換えると、楽しいゲイ・バラエティ映画というのが率直な感想。

 リアルなゲイの恋愛模様については私には知りようがない(なにしろ女だから)。どう転んだって男同士の恋愛時の感情や心情などを体験することが出来ない私には、これぐらいバラエティに富んでいる作品の方が見やすくて良い。ゲイはゲイで当たり前に恋愛して楽しく生きる!が、堂々と描かれているので、この映画はある種の突き抜け感があって良い。この作品独自の世界観で作られてあり、それに乗っかることが出来れば楽しく見ることが出来る。

 ビジュアル的には、男性しか登場しないので、BLなどのその筋のファンの人には見るだけで楽しい映画だと思う。オネエ言葉を使う三枚目キャラ3人がコメディの部分を担当し、田舎から都会に出て来る純朴な青年と都会的なカッコイイルックスの青年が恋に落ちるというありがちなラブストーリーをバラエティ豊かに楽しく見せている。男同士のキスシーンにおいても構図もシチュエーションもさらっと見ることが出来る綺麗な映像で必然的に盛り込まれているので、いやらしさが少ない(全くないと言うとそれはそれでおかしいので、少ない)。こういったゲイ物なのになぜか爽やかな後味を感じるという点でこの作品は、ゲイ映画と言うよりもBL映画と言った方が近いような気がする。ゲイの取っ付きやすい部分しか見せていないと言えばそれまでだが、その点で言えばBLと同様。そう、すね毛の存在を感じさせない爽やかなゲイ青年たちによる明るいラブストーリーとなっている。この内容にもっと切なさが加われば立派なBL映画になると思う(別に目指していないと思うが)。

 男同士がつるんでいる映像を見るだけでなんとなく可笑しさが感じられるというコメディ好きな人には楽しめる映画だと思う。予想外にテンポ良く楽しめる映画なので、出来れば多くの人に見てもらいたい作品。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -