トップページ > 記事閲覧 
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
投稿日 : 2006/10/22 14:36
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:山賀博之
製作総指揮:山科誠
プロデューサー:末吉博彦、井上博明
原案:山賀博之
脚本:山賀博之
企画:岡田斗司夫、渡辺繁
作画監督:貞本義行、庵野秀明、飯田史雄、森山雄治
音楽監督:坂本龍一
美術:小倉宏昌
録音:田代敦巳
助監督:赤井孝美、樋口真嗣、増尾昭一
製作プロダクション:ガイナックス

<キャスト>
シロツグ:森本レオ/リイクニ:弥生みつき/将軍:内田稔/指導官:飯塚昭三/マティ:曽我部和恭/カロック:平野正人/ドムロット:鈴置洋孝/ダリガン:井沢弘/チャリチャンミ:戸谷公次/ネッカラウト:安原義人/ヤナラン:島田敏/マジャホ:安西正弘/グノォム博士:大塚周夫/デクロ:及川ヒロオ/トネス殿下:熊倉一雄、他

<ストーリー>
水軍に入るのが夢だったシロツグは、成績が奮わず宇宙軍に入隊。人類初の有人宇宙飛行を成功させんが為に訓練の日々を送っていた。ある日、シロツグは、夜の街で神の教えを説くビラを配っているリイクニという少女と出会う。翌日、リイクニの家に行ったシロツグは、戦いをしない宇宙軍を褒めたリイクニに気を良くし、宇宙飛行士へと志願する。初の有人宇宙飛行ははたして成功するのか…。

1987年 東宝東和
記事編集 編集
Re: 「王立宇宙軍 オネアミスの翼」
投稿日 : 2006/10/22 14:36
投稿者 久保田r
参照先
 ガイナックスの第1回制作作品ということで、あらゆる情熱を作品の隅々から感じる映画。公開当時に見ていたら素直に最高の感動を味わえたと思うが、それでも今でもSFアニメへの純粋な思いを感じられる作品としては優れた作品であることは確か。現在映像の世界で大活躍を遂げているスタッフが大勢名を連ねていて、当時この作品に捧げた情熱と若さと影響が節々に見られる。色んな意味であらゆる角度からSFファンには一度は見ることをおすすめしたい。

 スタッフ云々を除いた作品の世界そのものは、下手をすると曖昧で抽象的になりがちな世界観を「人類初の有人宇宙飛行を成功させる」をキーワードに上手く一つの世界にまとめているように思う。人間の本能と理性、戦いと知力、男と女、古さと新しさという古来人間が相反するものを同時に抱えて生きて来たように、この作品の中にも様々な相反するものが描かれている。ロケットを飛ばす陰で貧困に喘ぐ住民たち。片方に目を瞑り、片方に目を開いて新地を求めて宇宙へ飛び立つオネアミスのロケットは、人類が宇宙へ飛び立つ様々な葛藤が描かれている作品だと思う。

 この作品を見ると、人類が宇宙へ飛び立つロマンのファンタジーとロケットを飛ばすというサイエンスの部分を如実に感じることが出来る。今やアニメの世界では普通のこととなっている宇宙へ飛び立つこととそれに賭ける人類の思い。地上から宇宙へ飛び立つ精神の移ろいを感情を交えて描いている。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -