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「時空(とき)の旅人」
投稿日 : 2006/07/24 09:42
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:真崎守
製作:角川春樹
プロデューサー:りんたろう、丸山正雄、岩瀬安輝
原作:眉村卓
脚本:大和屋竺、真崎守、竹内啓雄
作画監督:野田卓雄
撮影:石川欽一
キャラクター・デザイン:萩尾望都
音楽プロデューサー:石川光
音楽監督:国吉良一
主題歌:竹内まりや
美術:男鹿和雄
俳句:角川春樹

<キャスト>
アギノ・ジロ:戸田恵子/早坂哲子:村田博美/長谷川真一:岩田光央/山崎信夫:熊谷誠二/北勉:青野武/セドウド・ジン:津嘉山正種/クタジマ・トシト:井上真樹夫/明智光秀:金内吉男/森蘭丸、戦時少年:堀川亮/平野兵蔵:阪脩/坊丸:鳥海勝美/お婆:野本礼三/島左近:池水通洋/織田信長:横内正、他

<ストーリー>
新暦397年に生きるアギノ・ジロは、自分の住んでいる世界に嫌気が差し、過去へ向かうことしか出来ない装置を奪って逃げ出した。17歳の女子高生、テコは、カメラマンの兄の撮影に付き合う為に、学校の友人たちと共にロケバスに乗り込んでいた。そこへ突然アギノ・ジロが現れ、テコたちを巻き込んでタイムスリップした。

1986年 東宝
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Re: 「時空(とき)の旅人」
投稿日 : 2006/07/24 09:42
投稿者 久保田r
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 センチメンタル…と感じた作品。歴史の”もしも”を考えてみませんかと誘う作品で、時空転移装置を使って過去へ遡り、第二次世界大戦中を経て戦国時代へと飛び、本能寺の変から織田信長を救おうとする内容となっている。結果は、歴史を変えることは出来なかったものの、”もしあそこで信長が生きていたら”と見ている者に考えるきっかけを与える作品となっている。

 アギノ・ジロが住む未来は、核戦争で人口が激減した後の未来世界で、その未来では旧時代のことは封印されている。それは、旧時代は飢えと戦いに明け暮れているからという理由からだが、アギノ・ジロはその歴史に興味を持ち、自分の住む世界を抜け出し、過去へとタイムスリップする。そこへ、現代に住むテコたちが巻き込まれ、慌てふためきながら戦国時代へと到達する。何故戦国時代なのかは、アギノ・ジロを追って来た逃亡者ハンターのクタジマ・トシトによって仕組まれたことで、このクタジマの望みというのが、織田信長を生かすこと。織田信長が生きていれば、核戦争が起こらない世の中になったのではないかという歴史の”もしも”に賭けてのことだった。

 結果として歴史は変わらなかったが、この未来世界からやって来たキャラたちには、考えるべき点があって見応えがあった。反して見応えが薄いと思ったのがテコたちで、得るべきところが少なくてやや残念。ラストには記憶を消されて無事現代へと戻るのだが、ドタバタと場面を賑わすキャラで終わってしまった感があって残念だった。アギノ・ジロについても、生きて未来に帰れたのかどうかが分からず、作品自体のオチがすっきりと始末がついていなかったのが残念。

 スタッフがなかなか豪華な顔触れで、絵も色も綺麗で現在のアニメと比べても遜色のないアニメだが、キャストが今一つなところがあった。テコたち現代のキャラの声が今一歩…かなぁ…。
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