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「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
投稿日 : 2006/07/22 11:05
投稿者 Excalibur
参照先
前作のスタッフ、キャストの殆どが顔を揃えた『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の続編です。
主演は勿論ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイの3人で、監督のゴア・ヴァービンスキーは『ザ・リング』の続編は蹴りましたが、こちらは目出度く再登板してメガホンを取ってます。
ただ音楽担当は前作のクラウス・バデルトに替わってハンス・ジマーがクレジットされていますが、前作もジマーの総指揮の下、バデルトを始め作曲家7人、編曲家9人で仕上げたということですので全く違和感ありません。ジャックの初登場シーンには前作と同じメロディが、ジャックやウィルの剣戟シーンには御馴染み”He’s A Pirate”のメロディが流れています。

あれから3年、結婚式の当日にウィルとエリザベスは、東インド会社から派遣されてきたベケット卿によって、ジャック・スパロウを逃がした罪により逮捕、投獄され、死刑を宣告されてしまいます。ベケットは釈放の条件として、ジャックの持つ”北を指さないコンパス”を要求したことから、ウィルはジャックを探す旅へと出、ひょんなことから再会を果たしますが、ジャックはデイヴィ・ジョーンズとの呪われた契約から逃れようと半狂乱。一方のエリザベスも自力で脱出し、ウィルを探すために海へと出て行きます。

ということで再び始まる大冒険ですが、笑えるシーンは前作以上です。
ベケット卿がウィルとエリザベスの前で「ジャック・スパロウを知っているかね?」と問いかけると、異口同音に「キャプテン!キャプテン・ジャック・スパロウ!」と訂正する件や、ジャックの消息を女性に尋ねたウィルが平手打ちを食らわされたりと、前作からの引きもありますので、この作品を観る前にもう一度前作を観直しておくとより楽しめると思います。
前作に登場したブラックパール号の凸凹コンビ、ピンテルとラゲッティや猿のジャックも再登場しますし、あのノリントン提督も意外な姿でカムバック。更に更にラストでは、アノ人まで出てくるのですから、大風呂敷広げっぱなしです。

この作品を『スター・ウォーズ』に準える人は結構いるようで、ジャックとウィルとエリザベスの関係も、それぞれハン・ソロ、ルーク、レイアに置き換えて楽しんでいるようですが、実は今回、より『スター・ウォーズ』の雰囲気に近付いています。ウィルの父親も出てきますし(父の正体が息子が信じていたのとは違った姿だったり、知らず知らずのうちに親子が似たような道を選んでいたり、というのも共通点ですね)、三部作構想もぶちまけていますので、案外製作側も意識しているのかも知れません。

ネタバレは極力避けておきますが、ただ一点、これは三部作の第二部であり、第三部は現在製作中で一年後の公開が決まっている、ということは念頭においておいたほうが良いでしょう。
また今回も、前作同様エンド・クレジットの後にオマケ映像(?)がありますので、最後まで席を立ちませんように。
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作品データ
投稿日 : 2006/07/22 11:10
投稿者 Excalibur
参照先
監督:ゴア・ヴァービンスキー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:マイク・ステンソン/チャド・オーマン/ブルース・ヘンドリクス/エリック・マクレオド
脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ
キャラクター原案:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ/スチュアート・ビーティー/ジェイ・ウォルパート
音楽:ハンス・ジマー
音楽監修:ボブ・バダミ

ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ
ステラン・スカルスゲールド/ビル・ナイ/ジャック・ダヴェンポート
ケヴィン・R・マクナリー/ジョナサン・プライス/ナオミ・ハリス
トム・ホランダー/リー・アレンバーグ/マッケンジー・クルック
デヴィッド・ベイリー/マーティン・クレッバ/デヴィッド・スコフィールド

2006年
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