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「仮面ライダー W(ダブル)/FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
投稿日 : 2011/06/07 15:11
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:坂本浩一
アクション監督:宮崎剛
プロデュース:塚田英明、橋一浩、本井健吾
原作:石ノ森章太郎
脚本:三条陸
3D技術コーディネーター:小林真吾
撮影:倉田幸治
特撮監督:沸田洋
美術:大嶋修一
音楽:中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ
主題歌:松岡充『W(ダブル)』

<出演>
桐山蓮/菅田将暉/山本ひかる/木ノ本嶺浩/なだぎ武/寺田農/杉本彩/須藤元気/松岡充/生井亜実/飛鳥凛/なすび/腹筋善之介/中川真吾/板野友美/河西智美/八代みなせ/出合正幸/中村浩二/黒沢美香/渡部秀、他

2010年 東映

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Re: 「仮面ライダー W(ダブル)/FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」
投稿日 : 2011/06/07 15:17
投稿者 久保田r
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 「仮面ライダー W(ダブル)」の劇場版。架空の街・風都を舞台に、二人で一人の探偵でありライダーである左翔太郎とフィリップが、凶悪テロリスト集団・NEVERの魔の手から街を救うために戦い続けるストーリー。ある日、風都の街に謎の次世代ガイアメモリ26個が空から落ちて来る。それは、「NEVER」のリーダーである大道克己がヘリを襲った際に落下した物で、このガイアメモリにより風都の市民が次々とドーパントに変身し、暴れだす事態となる。ガイアメモリは、次第に回収され、街は落ち着きを取り戻し始めるが、それは、「NEVER」が本格的に動き出す序章であった。

 冒頭からCGを駆使したアクションが展開され、過激さとめまぐるしい戦いの連続の中でストーリーが進行して行くという流れ。「W(ダブル)」は、ハードボイルドを意識した大人っぽい雰囲気の漂う作品ではあるが、メインはハードボイルドテイストな会話よりもやはりバトル。26個のガイアメモリにより次々と現れるドーパントと戦いに次ぐ戦いを繰り広げ、ラストには、風都と勝利を祈る市民の思いがW(ダブル)に力を与え、仮面ライダーエターナルに変身した大道克己を倒して、幕を閉じる。

 全体的に企画及びキャスティングありきといった雰囲気が感じられ、ストーリーの中味云々よりもめまぐるしく変わるカメラワークとそこに映し出される俳優の顔ぶれにより、ストーリーに流れを作り出しているように感じ取った。本編は、テレビシリーズであるので、当劇場版はイベントのようなものであろうから、豪華な顔ぶれがよりそういった雰囲気を作り出しているのかも知れない。そんな中、家族の記憶のないフィリップが、母親の存在を求めてマリアを慕うシーンは、普段はクールなフィリップの人間的な感情と温もりが感じられて良かった。

 突発的なシーンの挿入が割と巧みで違和感が少なくてよかったと思う。園咲家の登場シーン、スカルの登場シーン、探偵事務所に現れたヒートの登場シーン(は、ちょっと強引ではあったが)、オーズこと火野映司の登場シーンなど。殊に火野映司の登場は、あまりに何気なくそこにいたので、しばらくしてから「なんでそんな場所にいたんだ!?」と思ったほど(私が鈍感なのかも知れないが)。オーズの持つ雰囲気とバトル・アクションのリズムは、W(ダブル)とは質の異なるものなので、戦いのシーンでは少々違和感を覚えたが、映司の「ライダーは助け合いでしょ」の台詞により、場の空気の調和が中和され、なるほどという心持ちで見ることができた。台詞の持つ力を改めて感じた印象的なシーンだった。

 悪に徹した松岡充さんがかっこいい。そして、艶やかに戦う杉本彩さんも。バイク・アクションも満載。
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