＜スタッフ＞
監督：竹本昇
アクション監督：石垣広文
原作：八手三郎
脚本：下山健人
特撮監督：佛田洋
音楽：三宅一徳、高木洋
主題歌：��橋秀幸「ガッチャ☆銀幕〜ゴセイジャー VS シンケンジャー〜」

＜出演＞
千葉雄大／さとう里香／浜尾京介／にわみきほ／小野建斗／中村咲哉／山田ルイ53世／松坂桃李／相葉弘樹／高梨臨／鈴木勝吾／森田涼花／相馬圭祐／夏居瑠奈／伊吹吾郎、他

2011年　東映

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　「天装戦隊ゴセイジャー」と「侍戦隊シンケンジャー」のコラボレーション劇場作品。ある日、アラタが買い物の帰りに、外道衆が人間を襲っている場面と出会う。ゴセイレッドに変身して戦うアラタの前にシンケンレッドが現れる。二人は、協力して外道衆から世界を守ることを約束するが、なんとシンケンレッドは、血祭のブレドランに連れ去られてしまう。集まったシンケンメンバーの前に現れるシンケンレッド。だが、外道に堕ちたシンケンレッドは、かつての仲間たちに攻撃を仕掛ける。どうなる？シンケンジャー。どうなる？地球の運命は。──というような内容。

　ゴセイジャーの「あきらめなければ必ず何とかなる」の精神と、シンケンジャーの「侍魂」の精神が合体した内容で、2つの戦隊の個性がぶつかりあい、最後には一丸となって敵を倒すという展開。シンケンジャーのイメージが"硬"ならば、ゴセイジャーのイメージは"軟"であるため、始めのうちは違和感を覚えるものの、ゴセイレッドのアラタの粘り強さによってお互いに歩み寄るようになり、メンバー同士の合体技が完成してからは、地球を守る正義のヒーロー戦隊としての絆が固まり、外道衆と血祭りのブレドランを倒すために戦いに挑む姿は、結束力があってよかった。

　作中には、丈瑠の母にして先代シンケンレッドである姫も登場。この姫の登場は、"切り札"となっており、重要な役割。ほんの短いショットではあるものの、ゴセイレッドに"切り札"を授けるシーンは、姫の力の威光が表れていて良かった。また、シンケンメンバーが丈瑠のことを心から心配しているところも、シンケンジャーの魅力の一つであった"殿を一番に思う心"が表れていて良かった。

　ゴセイジャーとシンケンジャーの合体技は、終盤のメカ戦でも威力を発揮。巨大化したブレドランが思わず「なんだその化け物は」と唸るほどの大きな合体メカが登場。圧倒的かつパワフルな攻撃で敵を倒す。

　戦いのシーンでは、ゴセイジャーとシンケンジャーとは別の場所に「海賊戦隊ゴーカイジャー」が登場。ゴーカイジャーの特徴は、歴代戦隊に変身するところ。派手に暴れまくった後、目撃していたダイゴヨウに「内密に」と言う。その時のダイゴヨウの名台詞「チョウチンは、また見た」。

　外道シンケンレッドの強さも見所。ゴセイジャーとシンケンジャーの個性の合体が見所の作品。

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