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「戦国魔神ゴーショーグン」
投稿日 : 2011/07/22 17:07
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:湯山邦彦
演出:西村純二、大庭寿太郎
製作:佐藤俊彦
プロデューサー:山家靖郎、加藤博、梅原勝
原作:首藤剛志
脚本:首藤剛志
作画監督:田中保、上条修、松岡秀明
美術監督:勝又激
撮影監督:福田岳志
編集:辺見俊夫、山崎昌三
主題歌:あかのたちお「涙の法則」「FLASH LADY」
音響監督:松浦典良

<声の出演>
松岡洋子/寺島幹生/間嶋里美/木原正二郎/田中秀幸/長堀芳夫/鈴置洋孝/塩沢兼人/小山茉美/藤本譲/堀勝之祐/池田秀一/松尾佳子/佐藤正治/玄田哲章/窪田等、他

1982年 東映
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Re: 「戦国魔神ゴーショーグン」
投稿日 : 2011/07/22 17:10
投稿者 久保田r
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 TVシリーズから第17話「グッドサンダー危機一髪」と第20話「宇宙中継これがドクーガだ」の2話を中心に構成、製作した劇場作品。TVシリーズは、1981年7月〜同年12月までテレビ東京系にて放送。

 単なる再編集という構成ではなく、序盤には、グッドサンダーのメンバーが集まることになった経緯が描写され、それと併せて世界各地を旅して出会いと別れを繰り返して来た経緯をも描写しており、ゴーショーグンのパイロット達とグッドサンダーのおおまかな流れについて描写していたのは丁寧な作りであると感じた。急ぎ足な説明的描写ではあったが、極力台詞を排し、優雅なBGMの中、真吾とキリーとレミーの3人のそれぞれのバックボーンを説明していたのは、この後に続く本編への入り口として十分であったと思う。

 本編1つ目のエピソードは、ジャーナリスト、イザベル・クロンカイトがグッドサンダーを強引に取材しようとするもの。何かとメンバーにマイクを向けるイザベルは、当初は煙たがれるも、両親をドクーガに暗殺されたことを打ち明けてからは、メンバーと距離が縮まるようになる。ドクーガの本性を暴露するべく、グッドサンダーの協力を得て通信衛星を乗っ取って全世界に臨時ニュースを発信する。地上からそのまま宇宙へ飛行するなど、ダイナミックな展開が見せ場となっている。

 間に「ケルナグール・フライドチキン・チェーン&ケルナルド・ハンバーガー」「精神安定剤 カットナライザー」「35身合体ゴッドネロス」「ドクーガ」の4本のCMあり。

 2つ目のエピソードは、フェルコーナ国の大統領サントスが、脅威の科学力でグッドサンダーを破壊しようと策略を仕掛けるというもの。グッドサンダーは、大統領サントスの招待を受けてフェルコーナ国に向かう。キリーとレミーは大統領主催のパーティーに出席。その席でレミーは、サントスに嫌悪感を抱く。ドクーガ出現の報せに、トライスリーで出撃するが、意外なことにドクーガ三幹部は、グッドサンダーを守るために共闘すると言う。恋人のフランシスをドクーガの毒牙によって喪ったレミーには信じられなかったが、確認に向かった大統領官邸でアンドロイドの攻撃を受け、危ないところをブンドルに助けられる。宇宙に出たゴーショーグンは、ドクーガ三幹部と共にフェルコーナと戦う。最後は、グッドサンダーが瞬間移動し、体当たりをしてグレートサントス砲を破壊する。

 ロボットアニメとして幾つかのメカが登場して合身したり戦闘シーンがあるものの、「ゴーショーグン」の魅力は何と言ってもキャラクターにあり。作品の主人公は、ケン太という少年だが、その脇で気ままに活躍するゴーショーグンのパイロットの三人と、敵であるドクーガ三幹部は、いずれも成人した大人ばかりであり、ユニークな個性から発せられる言動と行動は、一つの価値観に縛られず柔軟に物事に対応する大人の良さが描かれてあって魅力的なキャラクターとなっているのが長所。チームでありながら縛ることなくまた依存しあうことなく、一人一人を尊重したキャラクター設定は、今見ても小気味好い。

 そして、和服姿で日本間で茶をたしなむブンドルの姿は、やはり「美しい」。
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