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「キャプテン・ウルフ」
投稿日 : 2011/09/08 17:03
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:アダム・シャンクマン
製作:ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンバウム、ジョナサン・グリックマン
製作総指揮:デレク・エヴァンス、ジェニファー・ギブコット、ギャレット・グラント、アダム・シャンクマン、ジョージ・ザック
脚本:トーマス・レノン、ロバート・ベン・ガラント
撮影:ピーター・ジェームズ
音楽:ジョン・デブニー

<出演>
ヴィン・ディーゼル/ローレン・グレアム/フェイス・フォード/ブタニー・スノウ/マックス・シェリオット/クリス・ポッター/キャロル・ケイン/ブラッド・ギャレット/モーガン・ヨーク/テイト・ドノヴァン、他

2005年
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Re: 「キャプテン・ウルフ」
投稿日 : 2011/09/08 17:05
投稿者 久保田r
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 アメリカ海軍特殊部隊のシェーン・ウルフは、核ミサイルを阻止する「ゴースト」を開発したプラマー教授を一旦は救出するものの、帰途の途中で教授を殺害され、自身も撃たれてしまう。軍を辞めようとしたウルフであったが、上官の命令によりプラマー教授の家のハウスキーパーをしながら「ゴースト」の在処を探す任務が与えられる。家にいる子供は5人。母親が「ゴースト」の鍵を入手するためにスイスの銀行へ行っている間、ウルフがたった一人で家と子供たちを守り抜く。

 強面のタフガイな男性が、やんちゃな子供たちを相手にてんやわんやの大騒動を起こすというコメディーにありがちな設定でありながらも、その実安定した面白さが楽しめる愉快な作品。徹底して規律を守らせようとするシェーン・ウルフの行動と勝手気ままに自由に行動する子供たちとの対比と対立が面白く、いつウルフの堪忍袋の緒が切れて子供たちと大げんかをして雨降って地固まる仲になるのかと思いきや、はちゃめちゃな大げんかなどはなく、どんな無体な目に遭ってもウルフは常に冷静であり沈着で、子供たちを危険から守るために体を張り、どんな時も「俺について来い!」を態度で示すまことにもって男の中の男といった強さが描かれてあって爽快感があってよかった。

 ウルフは幼い頃から軍で育ったために軍の規律しか知らない大人で、そのため自らが定めたコード名で子供たちを呼んだり、家の中でも外でも学校でも軍人っぽい行動をしてしまうところが楽しくてよかった。生後数ヶ月の赤ちゃんから19歳の長女まで5人の子供たちがそれぞれに自分のやりたいように行動するため、オムツをしている赤ちゃんはお世話だけでウルフの手を煩わせるし、真ん中の子はあまり問題行動はないものの大人のことに興味を持ち始めている年頃だし、長男長女は父を亡くしたショックを抱えて情緒不安定な行動を取るしで、さすがのウルフも振り回されっ放し。だが家の中で侵入者との格闘戦があった後は、子供たちはウルフのことを認め、ウルフもまた子供たちと正面から向き合い、お互いに歩み寄るようになってからは、よい雰囲気が流れていてよかった。

 後半のオチに向かう展開が小気味よくてよかった。プラマー家の家族それぞれに活躍の場があり、見せ場があり、テンポのよい爽快な流れでよかった。作品の人物の設定が、劇中で長男が舞台で演じる「サウンド・オブ・ミュージック」に準えてあったのも繋がりがあってよかった。しかし、ハウスキーパーとして一家を守ったウルフが恋のお相手に選んだのは、海軍出身の女性校長。やはりウルフは生粋の軍人であるというオチに納得。家族で楽しめる楽しい作品。
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