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「海賊戦隊ゴーカイジャー VS 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
投稿日 : 2012/06/27 17:49
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:中澤祥次郎
アクション監督:石垣広文
製作:平城隆司、福原英行、鈴木武幸、松田英史、木下直哉
プロデューサー:佐々木基、中野剛、宇都宮孝明、大森敬仁、矢田晃一、深田明宏
エグゼクティブプロデューサー:杉山登、加藤和夫
原作:八手三郎、石ノ森章太郎
脚本:荒川稔久
撮影:松村文雄
特撮監督:佛田洋
美術:大谷和正
編集:佐藤進
音楽:山下康介、渡辺宙明

<出演>
小澤亮太/山田裕貴/市道真央/清水一希/小池唯/池田純矢/大葉健二/細貝圭/濱田龍臣/及川奈央/山崎真実/佐野史郎、他

<声の出演>
田村ゆかり/平田広明/小川真司/江原正士/井上喜久子/桜井孝宏/千葉繁/加藤英美里/大村亨/鈴木勝大/馬場良馬/小宮有紗/沢木郁也/梁田清之/真殿光昭/石田彰/銀河万丈/渡辺美佐/津久井教生/関智一、他

2012年 東映
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(承前)
投稿日 : 2013/03/17(Sun) 21:19
投稿者 Excalibur
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『宇宙刑事ギャバン』というTVシリーズの縦軸は、行方不明の父ボイサー捜しにありましたが、この作品ではギャバンとマーベラスが疑似父子関係になっていて、そのあたりも良く出来てます。マベちゃん役の小澤亮太クンも良い顔になりましたね。
ラストは「天の声」(!)に導かれ、バトルケニア、デンジブルー、ギャバンのトリプル変身も。これ、『シャイダー』最終回後の『3人の宇宙刑事スペシャル』のパロディです。何人がわかるんだ・・・(苦笑)。

ところでスーパー戦隊に詳しい鎧も、ギャバンのことは知らなかったみたいですね。世界観はどうなっているんでしょう? 
曙四郎と青梅大五郎は互いに似てると言われたり、ギャバンに間違えられたことがあると言ってたし、ラストの3人揃い踏みシーンでは明らかに面識があるようでしたが、ゴーグルVと一緒に地球を護っていたんでしょうか。

ただ、本来のギャバンは銀河連邦警察の所属。この作品では宇宙警察の所属。銀河連邦警察が再編成されて宇宙警察になったという解釈も出来ますけど、宇宙警察というのはデカレンジャーが所属している組織ですし、マクー壊滅後に銀河パトロール隊の隊長に昇進、その後はコム長官の娘婿になったと思しいギャバンが、未だ現役の一刑事というのもどうなのかなあという気もするのでパラレルな設定なのかも知れませんね。

劇場で初めてギャバンの勇姿を眼にしたであろうチビッコたちも、その活躍には大興奮、大歓声。その古びていないデザインセンスにも脱帽です。
これで「まだまだ宇宙刑事、行けるんじゃない?」とスタッフが思ったのか、遂に完全新作で<宇宙刑事シリーズ>が復活。その名も『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』!!

……なんですが、これが何とも残念な出来。放映中の『特命戦隊ゴーバスターズ』とタイアップして、その劇中にゲスト出演させたりもしたのですが、どうにもこうにも<宇宙刑事>らしさの感じられない物になってしまいました。むしろ<宇宙刑事>らしさは、この作品の方が醸し出しています。
今度は『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』で、またもや実質的な主役を張るみたいですが、さてさてどうなりますことやら。
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ギャバンかっこえー! 大葉健二まじスゲー!
投稿日 : 2013/03/17(Sun) 21:18
投稿者 Excalibur
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・・・としか言いようがない映画になっていて劇場で大興奮!
公開初日に見に行ったのですが、翌日すぐに再鑑賞。その後もDVDを購入し、結構繰り返しで楽しみました。

冒頭はいきなりゴーカイガレオンを襲撃するドルギラン。そして地上に降りてのゴーカイジャーVSギャバンの立ち回りになるのですが、ここでのギャバンの強さがハンパない。この時はゴーカイシルバーこと伊狩鎧が不在で5人のゴーカイジャーなんですが、終始ギャバンが圧倒します。
ギャバン初登場のシーン(映画のタイトルバックにもなります)に流れるのが、音楽メニューで言うところの「魔空城のテーマ」、実際には「運命」とか「宿命」のテーマ的に使われた、あのメロディーです(これの発展形が、『宇宙刑事シャイダー』では「大宇宙のテーマ」扱いになってました)。ギャバンのアクション・シーンには主題歌のアレンジ曲も流れます。

で、ギャバンはゴーカイジャーを海賊行為の罪で逮捕(アイムが「デカレンジャーさんたちが、私たちの海賊行為はザンギャックの捏造だと証明してくれたではありませんか」と言ってるのが芸コマ)。宇宙警察総裁ウィーバル(演じるのは佐野史郎ですが、出番は少なく殆ど声優さん状態。この人は東映ヒーローよりはやっぱり東宝・円谷特撮のイメージだねえ)に5人を引き渡そうとするのですが、実はこれはギャバンの策略。このウィーバルはザンギャックのアシュラーダの化けた姿で、宇宙警察乗っ取りを企んでいたのです。
ギャバンはゴーカイジャーたちを逃がし、5人は別行動を取っていた鎧によって救われるのですが、その前に現れたのがザンギャックが作り上げたコピーロボット・ギャバンブートレグ。ギャバンは魔空空間にある魔空監獄へと囚われてしまうのです。

ここで大葉さんの素面のアクションが炸裂!
健二さんは撮影当時56歳だったワケですが、これが動く動く。30年前のヒーローだったギャバンの現役っぷりは凄いものがあります。ウルトラマンや仮面ライダーではもう無理でしょう。
アシュラーダはギャバンが倒した宇宙犯罪組織マクーのボス、ドンホラーの血縁者を名乗りますが、どういう関係なのかは語られません。サンドルバ以外にも息子がいたのかな。

ギャバンの発した「よろしく勇気」の一言は、マーベラスの過去の記憶を呼び覚まします。幼い頃のマーベラス(濱田龍臣クン、可愛い。『ゴーカイジャー』はずっと見ていてファンなんだって)は、実がギャバンに助けられていた? 
それを確かめるべく単身魔空監獄に乗り込もうとするマーベラスでしたが、彼の周りには志を同じくする仲間たちがいたのでした。

ここに偶然(?)、元バトルケニアの曙四郎と元デンジブルーの青梅大五郎が通りかかります。健二さんが二役で肩を組んだりしてますが、最近の合成技術は凄いですね。
「ホントにバトルケニアさんとデンジブルーさんなんですか?ギャバンさんとそっくりじゃないですか」とお約束のネタを盛り込みますが、スーパー戦隊オタクの鎧だけは二人の見分けは瞬時に付くようで。青梅大五郎が曙四郎を「先輩」と呼ぶのはなんか面白いですね。

どういうわけか、バトルケニアとデンジブルーのレンジャーキーで魔空空間への扉が開き、6人は魔空監獄へ。
そこにはヤツデンワニ、妖幻密使バンキュリア、風のシズカ(山崎真美)、幻のゲッコウ、バエ、ケガレシア(及川奈央)、キタネイダス、ヨゴシュタイン、ジェラシットら歴代スーパー戦隊と戦った連中も収監されておりました。このあたりはスタッフもキャストも悪ノリしてますね。それにしても濃いメンツだ・・・。

で、その後は魔空都市(懐かしい設定ですな)での大乱戦や何やかやで、ギャバンを救出してのクライマックスバトルへとなだれ込むのですが、「蒸着!」シーンには「チェイス!ギャバン」が流れ(「では蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」のナレーションもあり)、レーザーブレードのシーンには当然アノ曲、最後のロボ戦では電子星獣ドルの上にカンゼンゴーカイオーが乗るのですが、この場面では「戦う電子星獣ドル」が流れるという具合に宙明節炸裂!
ゴーカイジャーのアクション(『ギャバン』の主題歌をバックに)も凄いのですが、ギャバンもスパイラルキック、レーザーZビーム、ディメンションボンバーらを駆使して大活躍。正直言うとギャバンが活躍するのは最初と最後だけなんですが、それを感じさせないアクションてんこ盛りになっています。

実はギャバン自身の出番はそんなに多くないんですが、圧倒的な存在感。これ以上出番増やしちゃったら、完全にゴーカイジャーを喰っちゃうんじゃないかと心配になってしまいます。やっぱりギャバン1人でゴーカイジャー5人を手玉に取るシーンがあるので、「ギャバン>ゴーカイジャー」は歴然。

それに大葉さんの素面のアクション。
ゴーカイジャーのメンバーも頑張ってますけど、基本が違うしキャリアの差は歴然。
変身すると強くなるヒーローは一杯いるけど、変身する前から強い!というのはなかなかいません。

もっともゴーカイジャーたちも、単に出番が多いから、というだけでない、主役としての貫禄がだいぶ身に付いて来たようで。
マーベラスを中心に据えているけれど、他の5人もしっかりと役者としての成長を感じさせてくれとります。
結構小芝居を挟んできてたりするけれど、これも役者の力量、それにチームワークがなければ空回りして悲惨な結果になっちゃいますが、撮影も終盤に差し掛かり皆さんキャラクターをしっかり掴んでそれを活かすようにしてるのが窺えます。

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Re: 「海賊戦隊ゴーカイジャー VS 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」
投稿日 : 2012/06/27 17:51
投稿者 久保田r
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 スーパー戦隊シリーズ35作とメタルヒーローシリーズ30周年のダブル記念作品。メインで登場するのは、スーパー戦隊シリーズ第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」とメタルヒーローシリーズ第1作の「宇宙刑事ギャバン」。両シリーズが相見えるのは今作が初。

 ゴーカイガレオンが航行中、突如巨大な宇宙船に狙われる。ギャバンと名乗る宇宙刑事と戦って敗れたゴーカイジャーは、宇宙警察総裁ウィーバルのところへ連行され、処刑されそうになる。だが、ギャバンこと一条寺烈がウィーバルの正体を見破り、ゴーカイジャーは間一髪のところで助かる。その後、ギャバンは魔空空間にある魔空監獄に閉じ込められ拷問を受ける。幼い頃にギャバンに助けられたことを思い出したマーベラスは、ギャバン救出のために仲間と共に魔空空間へと向かう。そして、宇宙犯罪組織マクーの首領ドン・ホラーの血を引く魔空監獄獄長アシュラーダと、ギャバンの能力を複製したギャバンブートレグと激しい戦いを繰り広げる。

 「ゴーカイジャー」は、次々と歴代のスーパー戦隊に変身して戦うアクションが派手で豪快な作品のため、「ギャバン」とのコラボ作品は、どのような展開になるのだろうかと楽しみに鑑賞した。ストーリーは、ヒーロー同士がぶつかり合うといった展開ではなく、両作の主人公の年齢差を活かした内容となっており、かつてギャバンに助けられた少年が逞しく成長し、今度は窮地に陥ったギャバンを救いに行くという勇気ある展開。海賊となった青年の人情深さが表現されている心温まるストーリー。

 私は、「ギャバン」を見たことがないので作品に馴染みはないのだが、ギャバンのポーズを見ているうちに「ケロロ軍曹」に登場する宇宙探偵556(コゴロー)のポーズがギャバンとそっくりであることに気づき、それからは親しみの持てるキャラクターとなった。そして、当作品を見始めてすぐにギャバンの強さに釘付けとなった。変身後の姿が強いのはもちろんのこと、生身でもとても強い。演じている大葉健二さんの体のキレが良く、次から次へとアクションをこなしていく体の動きが抜群の鋭さ。前半のアクションシーンを繰り返し見たくなるほど素晴らしい動きを披露している。

 ゴーカイジャーの派手なアクションと、ギャバンのメタルな輝きの鋭いアクションが強力タッグとなっている当作品だが、その一方でファンサービスもてんこ盛り。魔空監獄ではジェラシットや害水大臣ケガレシア、害地大臣ヨゴシュタイン、害気大臣キタネイダス、風のシズカらが登場し、大騒ぎな展開を繰り広げている。しかし、一番のファンサービスは、エンディングに登場する一条寺烈と曙四郎と青梅大五郎の3ショット。いずれも大葉健二さんが演じたキャラクターで、3人同時の変身シーンを見ることができる。また、撮影に工夫があるのも見どころ。前半から中盤にかけてのゴーカイジャーの変身シーンやアクションシーンでは、少し変わった角度からのカメラワークがあり、それが違和感となるどころか「ギャバン」の個性的なカメラワークとのバランスもよく、新鮮なかっこよさとなっていた。音楽も違和感なく鳴り響いており、全体的に両作品の個性のバランスが上手く取られていたように思う。個性の異なる二つのヒーローシリーズがセンスよくまとまっている作品。

 追記。
 ところで、ジェラシット。指にキラリと輝く指輪があったけど(笑)、あれから一体何があったんだ。聞くも涙、語るも涙の物語がちょっとだけ気になるけど、別に、ま、いいか。関わるとロクなことにならないからね(笑)。
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