＜スタッフ＞
監督：柴崎貴行
アクション監督：宮崎剛
製作：鈴木武幸、平城隆司、��橋浩
エグゼクティブプロデューサー：杉山登、加藤和夫
プロデュース：武部直美、��橋一浩、本井健吾
原作：石ノ森章太郎
脚本：小林靖子
撮影：倉田幸治
特撮監督：佛田洋
美術：大嶋修一
音楽：中河幸太郎
音楽プロデューサー：津島玄一、河野裕介

＜出演＞
渡部秀／三浦涼介／高田里穂／岩永洋昭／君嶋麻耶／有末麻裕子／神尾佑／甲斐まり恵／宇梶剛士／酒井美紀／根岸泰樹／松平健／山田悠介／橋本汰斗／松本博之／未来穂香／荻野可鈴／唐橋充／氏家恵／ピーター・ブルーネ／内藤邦秋／西村匡生／西山清孝／おぐらとしひろ／大岩剣也／��橋静香／野間仁雄／福士蒼汰／清水富美加、他

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　2011年夏の劇場公開作品のディレクターズカット版。未公開シーンなど約7分間の追加あり。

　上映版を1回のみしか鑑賞していない状態でのDC版の鑑賞だったため、正直なところどこにどうシーンが追加になったのかということがほんの2、3ケ所ぐらいしか気づかなかったのだけど、その中で一緒に行動していた男の子の駿くんが映司に徳川吉宗のことを説明したシーンが入っていたのはとても重要なシーンだと思った。せっかくの「暴れん坊将軍」との共演なのだから、そういうオチとなる基本的な説明は入っていないとやはりすっきりとしないもの。とはいえ、欲を言えば、吉宗が城の中でメダルをしげしげと見つめるシーンなどがあったらもっと両者の関わりが深く感じられただろうなと思ったしだい。

　もう一つ良いなと思った追加シーンは、比奈ちゃんとアンクのシーン。この二人の微妙な距離感と関係は、TVシリーズの本編を見ていないと今一つピンと来ないものだと思うけれど、俺様キャラなアンクと妹キャラの比奈ちゃんのツーショット・シーンは、ビジュアル的にもちょっとした見せ場。映司を挟んで奇妙な関係にある二人が描写されているのが良かった。

　気になったのは、それぐらい。約7分間の追加シーンがあったとて全体的な印象に変化はなし。シーンの始まりがいきなり勘の良い説明的な台詞であったりとか、江戸時代に行ったオーズメンバーと比べてバースのコンビの働きが今ひとつ地味だったりとか、都合よく蛇を扱う笛が落ちてたりとか、メズール達の行動がなんかいい人的であったりとか、里中くんがマイペースに寝てたりとか、知世子さんの驚異的な順応性だとか…諸々のシーンの印象はそのまま。お祭り的に明るく楽しむ作品。

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