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「アベンジャーズ」(2012)
投稿日 : 2013/08/29(Thu) 15:07
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:ジョス・ウェドン
製作:ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:アラン・ファイン、ジョン・ファブロー、スタン・リー、ルイス・デスポジート、パトリシア・ウィッチャー、ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム
原案:ザック・ベン、ジョス・ウェドン
脚本:ジョス・ウェドン
撮影:シーマス・マッガーウェイ
視覚効果監修:ジャネク・サーズ
プロダクションデザイン:ジェームズ・チンランド
編集:ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
キャスティング:サラ・フィン、ランディ・ヒラー
音楽:アラン・シルヴェストリ
音楽監修:デイヴ・ジョーダン

<出演>
ロバート・ダウニー・Jr/クリス・エヴァンス/マーク・ラファロ/クリス・ヘムズワース/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/トム・ヒドルストン/クラーク・グレッグ/ステラン・スカルスガルド/コビー・スマルダーズ/グウィネス・バルトロー/サミュエル・L・ジャクソン/スタン・リー/アシュレイ・ジョンソン、他

2012年

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アベンジャーズ、アッセンブル!
投稿日 : 2016/03/23(Wed) 21:08
投稿者 Excalibur
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「アイアンマン」のラストシーンでアイアンマンことトニー・スタークの前にニック・フューリーが唐突に現れ、「君にアベンジャーズの話をしに来た」といった瞬間、そして続く「インクレディブル・ハルク」のラストで今度はトニー・スタークがロス将軍の前に姿を見せ、「我々はチームを編成中です」と語った時、これから何かが始まるんだという強い期待感に包まれたものの、それが本当に実を結ぶかどうかは半信半疑でした。

それから「アイアンマン2」、「マイティ・ソー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と順調に作品は続き、とうとうその集大成として「アベンジャーズ」が公開された時は感慨深いものがありました。

映画は冒頭から既に「何かが起こっている」という緊迫感から始まります。
ニック・フューリー、セルヴィグ博士、ホークアイ、コールソン、ロキ、ブラック・ウィドウ…とこれまでバラバラの作品に登場していたキャラクターが次々と顔を合わせる導入部から正に「掴みはOK」な展開。
そしてハルクことブルース・バナー、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース、アイアンマンことトニー・スターク、それにソーが、一人また一人と作品世界に登場して弥が上にも期待値は上がって行きます。

これまでの作品群を一作も見たことがない、予備知識ゼロという人には些か厳しいとは思うものの、序盤でそれぞれのキャラクターが丁寧に紹介され、そのバックボーンの全ては無理でもその一端だけでも見せてくれているのは嬉しい配慮です。

そして見終わっての率直な感想は、よく各人に見せ場を用意出来たなということ。その交通整理の見事さには感服しました。
これだけの個性的な連中がすんなりまとまる筈もなく衝突を繰り返しますが、これまで各作品の橋渡しをしてきたエージェント・コールソンが上手く緩衝材となり、皆をまとめて行きます。

また「アベンジャーズ」メンバーの個々には能力差・戦力差がありすぎて、最初はどうなるのかなと思っていたのですが、上手く配置されていて過不足は感じさせません。
百戦錬磨のキャップの的確な指示にはあのトニーでさえ素直に従い、自然とリーダーシップを発揮。
クライマックスバトルのシーンは正に適材適所で、誰か一人のキャラクターに特出することもなく、また影の薄いキャラクターもいません。
ヒーロー大集合映画としては奇跡的な傑作と呼んでも差し支えないと思います。

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Re: 「アベンジャーズ」(2012)
投稿日 : 2013/08/29(Thu) 15:09
投稿者 久保田r
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 『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』の主人公たちが一同に会し、空と陸とでドンパチを繰り広げる最強のアクション娯楽映画。監督は、ドラマ『Glee』(シーズン1)『バフィー〜恋する十字架〜』のジョス・ウェドン。撮影は、『めぐりあう時間たち』『ワールド・トレード・センター』のシーマス・マッガーウェイ。音楽は、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』を手掛けているアラン・シルヴェストリ。

 国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」にて研究中であった四次元キューブが、異次元の神の世界より現れた邪悪な神ロキに奪われてしまう。ロキは魔法の杖でホークアイと博士の心を操って連れ去る。非常事態を受けて長官のニック・フューリーは、これまでに接触したヒーローたちを集めることを決断する。フィル・コールソンとナターシャ・ロマノフらの働きによってキャプテン・アメリカのスティーブ・トジャーズと、アイアンマンのトニー・スタークと、ハルクのブルース・バナーらが「S.H.I.E.L.D.」の本部へとやって来る。そこへ、地上へロキが現れ魔法の杖を使って人間を支配しようとする。しかし、キャプテン・アメリカとアイアンマンが現れてロキと戦いを始め、途中から地球の事態を知ったソーも現れる。ソーはロキを説得しようとするも、ロキは聞き入れない。そしてロキは確保されて「S.H.I.E.L.D.」の本部へと連行されるが…。

 それぞれの作品の主人公の個性がほどよい加減で主張され、尚かつそれぞれの役割と見せ場とがストーリーの流れの中でしっかりと発揮されているので、最初から最後までテンポよくメリハリよく盛り上がった気分のまま見続けられる最高の娯楽作品に仕上がっていると感じた。いくつもの作品のキャラクターが登場しているため、誰が主導権を握るのかというパワー・バランスの争いが気になるところではあるけれども、最終的に彼らを束ねる上役としてニック・フューリーが存在しているため、ボスの座を巡るという狭い視野の争いがないのが良いところ。その代わり「S.H.I.E.L.D.」という組織に対して懐疑心を抱いて己の主張を通そうと諍いを起こすのが彼らの最初のコミュニケーション。これだけのヒーローがまとまれば実に最強ではあるが、そこに行き着くまでがそれなりに大変。中盤での空飛ぶ要塞の中での仲間割れと、その騒ぎに乗じた格好のロキを救出しに来た敵との戦いのシーンは見せ場。

 キャラクター一人一人の見せ場を語り始めるととキリがない。ともかくも見て楽しむべし。これに尽きる。映像はかっこいいし、撮影は細かなカットが効果を発揮しているし、脚本は台詞の伏線が実に巧み。細やかな笑いがそこら中にちりばめられている点は実に丁寧な仕事。分かりやすくベタな演出とシーンを挟みつつ、全体的にスタイリッシュでとてつもなく強いヒーロー作品。やられても諦めない。より強くなって何度でも立ち上がる。圧倒的な大軍を前に怯まない最強の強さがここに。

 追記。
 長い長いスタッフロールの後の無言の食事シーンに爆笑。でも、一緒に食事をするというのは愛情表現のひとつ。ヒーローって食事をしたり睡眠を取ったりという人間くさい行動を目にする機会がないだけに、こういうシーンは貴重。互いをチームの一員として認め合った空気が感じられてよかった。
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