＜スタッフ＞
監督：シルヴェスター・スタローン
製作：アヴィ・ラーナー、ジョン・トンプソン、ケヴィン・キング・テンプルトン
製作総指揮：ダニー・ディムボート、ボアズ・デヴィッド・ソン、トレヴァー・ショート、レス・ウェルドン
原案：デヴィッド・キャラハム
脚本：シルヴェスター・スタローン、デヴィッド・キャラハム
撮影：ジェフリー・キンボール
編集：ケン・ブラックウェル、ポール・ハーブ
音楽：ブライアン・タイラー

＜出演＞
シルヴェスター・スタローン／ジェイソン・ステイサム／ジェット・リー／ミッキー・ローク／ドルフ・ラングレン／エリック・ロバーツ／ランディ・クートゥア／スティーブ・オースティン／デヴィッド・ザヤス／ジゼル・イティエ／カリスマ・カーペンター／ゲイリー・ダニエルズ／テリー・クルーズ／ブルース・ウィリス／アーノルド・シュワルツェネッガー／アミン・ジョゼフ／セーニョ・アモアク／ハンク・エイモス／アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ／アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、他

2010年

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　『ロッキー』『ランボー』『クリフハンガー』などの大ヒット代表作を持つシルヴェスター・スタローンが監督と脚本を手掛け、自らが主役を演じているアクション大作映画。共演には、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーなど名だたる豪華俳優陣が多数。

　シルヴェスター・スタローン演じる主人公のバーニー・ロスは、消耗品という意味の言葉の「エクスペンダブルズ」と名乗る金さえもらえればどんな仕事でも受けるという最強傭兵チームを率いていた。ある日、教会でチャーチと名乗る依頼主と会い、メキシコ湾にある小島へと仲間のクリスマスと共に偵察に赴く。島で案内役の娘と共に宮殿付近に近寄った際、軍隊と出くわして交戦状態に突入。バーニーは、娘を連れて飛行機で島外へと逃れようとするが、娘はそれを拒否。バーニーとクリスマスはこの仕事から手を引こうとするも、娘の安否が気遣われたバーニーは単身で島に戻る決心をする…。

　出演者は大物俳優ばかりで、その彼らの演じる傭兵チームは、銃を片手に自分たちの体を張って敵地へと乗り込むという攻撃スタイルであるので、スクリーンで繰り広げられているのは王道とも言えるアクションの連続。そのためかつての大ヒット作品のファンである年代にも楽しめる作りとなっており、命知らずの男たちが所狭しと派手に繰り広げるアクションの数々をこれでもかというくらいたっぷりと味わえる内容となっている。

　ストーリーの構成に於いても複雑な伏線などがなく分かりやすくて見やすいのが長所。金の話が随所にありながらも戦う真の理由は私利私欲を捨てた己の心の赴くままというところがまさにかっこいいヒーロー。陰謀渦巻く敵の他に、仲間割れした元の仲間とも戦うといった二重の戦いが展開され、終始命の危険に晒される緊張感がストーリーを盛り上げている。

　アクションやストーリーが王道である分、映像に於いては今の時代にマッチした作りとなっているので、視覚的に退屈感のない刺激に満ちた展開となっている。スリル感のあるカメラワークと編集は一切の隙が無く、目で追う緊張感がいやがうえにも高まって息もつけぬほど。目で捉えた緊張感がそのまま作品の持ち合わせるシリアスさと直結している、よく組み立てられている映像作品となっている。

　ロックにクールに時にラップ。コンプレックスを指摘する相手を許せるかどうかが仲間の鍵。傷つけ合い助け合うド派手なアクション大作。とにもかくにも撃ちまくってます。

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