＜スタッフ＞
監督：坂本浩一
アクション監督：坂本浩一
原作：石ノ森章太郎
脚本：中島かずき、小林靖子
特撮監督：佛田洋
音楽：鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎

＜出演＞
渡部秀／福士蒼汰／??橋龍輝／清水富美加／真野恵里菜／三浦涼介／高田里穂／桐山漣／菅田将暉／坂田梨香子／冨森ジャスティン／志保／土屋シオン／田中卓志／鶴見辰吾／荒井敦史／君嶋麻耶／岩永洋昭／有末麻祐子／甲斐まり恵／宇梶剛士／ダンテ・カーヴァー／人見早苗／渡辺梓／益岡徹、他

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　恒例となった「MOVIE大戦」シリーズのディレクターズカット版。前2作は、劇場公開と収録順を入れ替えるという大幅な変更が行われていたが、今作品では公開時そのままの収録順。前2作ほど各仮面ライダーのパートが独立していないため公開時の印象そのままに、しかし20分の追加カット＆シーンによってより一層ストーリーに厚みの増した内容となっている。

　順番の入れ替えがないためパっと見での特徴が分かり難く、「どこが」とか「ここが」という場所の特定がなく、全体的に細かくカットとシーンが追加されて長くなっているため、劇場版と同じ印象のままで見ることが出来、そろそろ終盤だという頃になって「あれ？結構時間が経ってる」ということに気づくような感じ。前2作のような大幅な変化ではないため物足りなくはあるのだけど、しかし劇場公開と変わらぬ印象のままでより厚みの増した状態のものを違和感なく鑑賞できるというのは、本来のディレクターズカットの姿なのかも知れない。

　そのため、感想も劇場版と同じ。全体の印象もそのまま。きっとそれがこのディレクターズカットの長所。劇場版で尺の関係によりやむなく削られたカットとシーンの復活によって丁寧な印象の編集に。堪能したい方向け。

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