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「アイアンマン 3」
投稿日 : 2014/09/19(Fri) 14:51
投稿者 久保田r
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<スタッフ>
監督:シェーン・ブラック
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:ジョン・ファブロー、ルイス・デスポジート、チャールズ・ニューワース、ヴィクトリア・アロンソ、スティーブン・ブルサード、アラン・ファイン、スタン・リー、ダン・ミンツ
脚本:ドリュー・ピアース、シェーン・ブラック
撮影:ジョン・トール
編集:ジェフリー・フォード、ピーター・S・エリオット
音楽:ブライアン・タイラー
音楽監修:デイブ・ジョーダン

<出演>
ロバート・ダウニー・Jr/グウィネス・パルトロー/ドン・チードル/ガイ・ピアース/レベッカ・ホール/ステファニー・ショスタク/ジェームズ・バッジ・デール/ジョン・ファブロー/ベン・キングズレー/ウィリアム・サドラー/デイル・ディッキー/タイ・シンプキンス/ミゲル・ファーラー/スタン・リー、他

2013年

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<マーベル・シネマティック・ユニバース>フェイズ2の幕開け
投稿日 : 2019/10/18(Fri) 22:26
投稿者 Excalibur
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アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテンアメリカが一堂に会した「アベンジャーズ」を以て、<MCU>のフェイズ1は終了し、本作からフェイズ2へと移行。

大スケールのオールスター物だった「アベンジャーズ」の後だけに、アイアンマン単独の作品は物足りないかと思っていたが然にあらず。
エイリアンや神様との戦いですっかり精神的に参ってしまってるトニーに対し、今度のヴィランはトニーと個人的に関わりのあるメンバーとすること、そしてペッパーやハッピーが襲われることで身近な恐怖、緊迫感を煽り、前作に対するスケール感の喪失を感じさせない手法はお見事。

メインヴィランは以前トニーにコケにされたと思ってる男(実はペッパーの元カレ?)アルドリッチ・キリアンで、その他にかつてトニーと一夜を共にしたという元カノ?マヤ・ハンセンも登場という具合に、精神的にジワジワくる存在というのもエイリアンや神様相手とは違った意味でキツイ。

あれだけのぶっこわしの後だけに多少のスケールダウンは否めないけれど、「なんでキャップやソーが助けに来ないの?」という疑問は抱かずに済む。
この辺のバランスのとり方が絶妙で、製作陣のコントロール力というか構成力には感服する。

映画はトニーの独白からスタート。
まだアイアンマンになる前の1999年の回想の場面が最初に来るが、ここでトニーの命の恩人インセンがちょこっと出てくるのは嬉しいサプライズ。これならインセンはトニーと会ったことを覚えていても、トニーは覚えちゃいないだろうなあと納得で、こういう細かいネタを拾ってくれるのは嬉しい。
しかも単なる通行人ではなく、いわば今回の物語の水先案内みたいな役回りだから「小さいけれど大きな役」とも言えよう。

そして逆境に陥ったトニーのパートナーとなるのがハーレイ・キーナーという少年。
子供は苦手そうなトニーが彼に頼らざるを得なくなる、というシチュエーションがまず笑えるが、演じるタイ・シンプキンス君が実に芸達者で、ロバート・ダウニーJr.と互角に渡り合っているので物語にすんなり入っていける。

その後彼は「ジュラシック・ワールド」などで順調にキャリアを重ね、成長したハーレイが二代目アイアンマンを襲名するのでは?という噂が以前駆け巡っていたが、「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも、説明されなければわからないくらい成長した姿を見せてくれているし、もしかすると今後それが実現するのかも。

それでも決して重苦しい映画ではなく、適度な、というよりもかなりのコミカルなシーンを含みつつ、クライマックスでは大迫力のバトルを繰り広げてくれる。実際は製作中に色々とゴタゴタがあったようだが、完成作はそんなことを感じさせない仕上がりだ。
それにしてもアイアンマン・スーツを使い捨てるという発想はなかったなあ。

トニーの独白で始まり独白で終るこの映画、じゃあその聞き手は誰?というと何とブルース・バナー。
しかし「アベンジャーズ」登場時とは髪型も違えば髭も生やしていたりで、最初は全然気付かなかったのがなあ。
しかもトニーの一人語りということは、このお話をどの程度信じて良いのやら。
全てトニーの与太バナシって可能性も否定出来ない?

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Re: 「アイアンマン 3」
投稿日 : 2014/09/19(Fri) 14:52
投稿者 久保田r
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 「アベンジャーズ」の戦いから1年後を描いたシリーズ3作目。監督は、前2作まで務めていたジョン・ファブローからシェーン・ブラックへと替わり、敵役には「欲望のバージニア」「英国王のスピーチ」などに出演のイギリス出身のガイ・ピアースが熱演。

 多くのヒーローたちと手を組んでアベンジャーズの一員として活躍したアイアンマンことトニー・スタークであったが、戦いの後、心のバランスを崩して不眠症となっていた。眠れぬトニーはアイアンマン・スーツの製作に没頭し、最新作となる遠隔操作可能の「マーク42」を完成させる。折しも残虐なテロリストが現われ、トニーは自宅を襲撃されてしまう。傷だらけのトニーであったが、忍び込んだ家の少年の協力を得て再び立ち上がる。

 これほどトニー・スタークの魅力に溢れてる作品はないかも知れないというほど、お茶目な行動と性格がメリハリよくギュウギュウと詰まっている内容。格好つけたがりのトニーの魅力といえばそのギャップ。いつも勝っているばかりではなく時にコテンパンにやられたり、タフそうに見えてちょっと病弱っぽいところがあったり、頭はいいがすぐに挑発に乗ってしまったり、遊び慣れたプレイボーイでも恋人には頭が上がらなかったりと、多いに隙だらけの人間というのが魅力。そういう彼の”小憎らしいけど憎めないヤツ”な性格が遺憾なく発揮されており、目まぐるしく進むストーリーの中でキャラクターに愛着を感じる内容となっていてとてもよかった。このようなキャラクターをとことん見せる役は、ずっと演じ続けたロバート・ダウニー・Jrあってこそであり、彼でなくてはこの先も成し得ないように思う。

 その他にも「1」を彷彿とさせるシーンや、これまたトニーが苦手としそうな子供とのコンビや、親友ジェームズ・ローディのトニー顔負けのアクションや、ペッパー・ポッツの潜在的な格闘力の高さといった見せ場が続々。もちろん終盤のアイアンマンの大軍によるドンパチは、真打ち登場的なクライマックス・シーン。

 ヒーローと言うと公私ともに強そうなイメージがあるけれど、そんな幻想を取払い、中の人間の弱さを前面に押し出しつつも、”でもやっぱり彼はヒーローなんですよ”を格好よく描いている。ちょっとしたあざとさは愛嬌。素早い機転のアイアンマンの強さと中の人の人間くささを味わう作品。

 追記。
 アイアンマンの体に固い物が衝突した時の「カンッ!ゴンッ!」という鉄らしい音が好き。
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