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「相棒シリーズ/X DAY」
投稿日 : 2017/05/19(Fri) 14:28
投稿者 久保田r
参照先
<スタッフ>
監督:橋本一
製作:平城隆司、鈴木武幸、水谷晴夫、都築伸一郎、山本晋也、岩本孝一、木下直哉、樋泉実、大辻茂、笹栗哲朗
エグゼクティブプロデューサー:桑田潔、白倉伸一郎
プロデューサー:松本基弘、伊東仁、遠藤英明、西平敦郎、土田真通
脚本:櫻井武晴
撮影:笹村彰
美術:近藤成之
編集:只野信也
音響効果:大野義彦
音楽:池頼広
音楽プロデューサー:津島玄一

<出演>
川原和久/田中圭/国仲涼子/別所哲也/深水元基/戸次重幸/関めぐみ/矢島健一/田口トモロヲ/宇津井健/木村佳乃/鈴木杏樹/大谷亮介/山中崇史/山西惇/六角精児/神保悟志/原田龍二/小野了/片桐竜次/水谷豊/及川光博、他

2013年
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Re: 「相棒シリーズ/X DAY」
投稿日 : 2017/05/19(Fri) 14:31
投稿者 久保田r
参照先
 国民的刑事ドラマ・シリーズ「相棒」のスピンオフ劇場版第2弾(第1弾は「鑑識・米沢守の事件簿」)。普段、特命係を煙たがっている捜査1課の刑事の伊丹憲一と、今作が初登場となるサイバー犯罪対策課専門捜査官の岩月彬の二人が主人公。接点のない二人が、ある殺人事件を巡ってそれぞれの目的を持って捜査に専念する。監督は、「相棒」シリーズ「探偵はBARにいる」などを手掛けている橋本一さん。脚本は、「科捜研の女」「名探偵コナン」などを手掛けている櫻井武晴さん。

 ある日、ビルの真下で銀行員の死体が発見される。死体のそばには封筒に入った状態で焼かれた100万円があった。伊丹らのいる現場へサイバー犯罪対策課の岩月が現れ、被害者はマークしていた男だと告げる。伊丹は、岩月を伴って被害者の勤めていた東京明和銀行へ行こうとするも、岩月は「殺人の捜査は自分の仕事ではない」と拒否。だが、捜査が進むにつれお互いの捜査協力が必要となり始める。度々衝突を繰り返す伊丹と岩月であったが、核心に迫ろうという頃、上層部からの圧力がかかる。

 思いがけず愉しいものを見た!という満足感を得られた作品。いつもは杉下右京の名推理を引き立たせてばかりの脇役たちが思いっきり格好よく活躍する内容となっており、伊丹刑事ら捜査本部の活躍を始め、組対5課の武闘派な一面をも映し出す一方で、初登場となるサイバー犯罪対策課の現代的な空気感をもスタイリッシュに映し出している。

 事態の始まりは殺人事件で幕を開ける。通常ならば捜査1課が主体となって捜査が進むところを、被害者がネットに機密情報を流していたということからサイバー犯罪対策課が絡み、被害者が銀行員であったことから捜査2課も絡み、捜査本部は拡大の傾向へ。そうなると多方面へと情報が共有され、上層部の思惑も絡んで苦労するのは現場の捜査員という事態に。上司からの理不尽な命令を苦渋の表情で聞く伊丹刑事に同情を覚えつつ、俺は刑事だ」の信念に基づいて行動する伊丹刑事の背中について行きたくなるような、そんな渋い男の戦いが描かれている。

 シリーズ本編の主人公の杉下右京も登場。休暇中でイギリスにいるところを神戸尊からのある依頼を受け、結果を電話で片山雛子へ報告するというシーン。たった1シーンのみであるものの、その存在感と安心感はさすが。殺人事件の直接の謎解きではないものの、ある意味事件全体の謎解きを説明した重要なシーンを担っている。

 さて、相反する二人がコンビを組んでそれぞれの角度から一つの事件を解決するために衝突する様を見るのは、とても楽しい。芹沢くんには申し訳ないが、本編でももう一度くらいは伊丹&岩月コンビを見たいもの。あっ!でも、芹沢慶二役の山中崇史さんは、ふとしたセリフと目の表情がとても良かった。陣川くんとの絡みも。
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