何人もの作曲家が挑んだという戯曲『ペレエスとメリザンド』のフォーレ版。
その音楽から４曲を選んで組曲化したもののうち、第３曲目がこの「シチリア舞曲」である。
正直言うと私は歌劇そのものはおろか、組曲版の他の３曲も知らない（というか意識して聴いたことはない）ので、全体としてはどういう音楽なのかわからないのだが、この曲に関して言うならばフルートの音色が印象的な、力強さとは無縁な儚げな繊細な美しいメロディーで、大のお気に入りである。
初めて聴いたのはＦＭラジオで流れていた時だったと記憶しているが、その後なかなか曲名がわからずかなり苦労したのを憶えている。
　

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