「映像研には手を出すな!」 大童澄瞳
投稿日 | : 2020/09/22(Tue) 09:14 |
投稿者 | : Excalibur |
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芝浜高校に入学した浅草みどりは、アニメ研究会に入ってアニメを作るのが夢だったが、人付き合いが苦手で一人では何もできない。
そこで中学時代からの友人・金森さやかを誘って見学に行くのだが、そこで同じく一年生の水崎ツバメと出会う。
彼女は両親が俳優でお金持ちのお嬢様。そしてカリスマ読者モデルとしても人気の美少女だったが、夢はアニメーターになること。ところが両親からはそれを反対されていたのだった。
浅草氏と水崎氏はアニメ好きということで意気投合、人一倍金儲けが好きな金森氏はこの二人を組ませてアニメを作れば金になると二人を焚き付け、更にハッタリをかまして学校側に”映像研”の設立を認めさせる。
ストーリーと設定画にこだわる浅草氏、動きのリアルさにこだわる水崎氏、そしてアニメには特に興味はないもののマネージメントの才覚を持つ金森氏の3人は、手始めに生徒会へのプレゼン用の短編作品を作り見事に予算獲得。
続いてこの作品の出来栄えを見たロボット研究会からの依頼でそのプロモーション作品を作り…と物語は更に壮大になってゆく。
最初にこの作品の存在を知ったときは、ちょっと自分には苦手なタイプの絵だな、と敬遠したのだけれども、テレビアニメ化が決まり実写のドラマ&映画化が決まり、と注目を集め始めたので気になって手を出した次第。
アニメを作りたい高校生が奮闘するお話なのかと思っていたら、どうやら作品世界はかなり特殊。
時代設定も2050年とかで、この公立高校、実は元軍事施設の上に建っていたりと謎だらけ。
ひょっとすると最終的には、この街は、この世界はどのようにして出来たのか?!というような大スケールのSFになっていくのだろうか。
今のところはまだほのぼのとしたギャグマンガだけれども。
単行本は現在5巻まで刊行中。