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「純愛ローカル劇場」そのだつくし
投稿日 : 2001/06/18 23:06
投稿者 久保田r
参照先
1998年5月24日 (株)集英社 ヤングユーコミックス

彼氏にふられ、センチメンタルみちのくひとり旅・・・のつもりが20年ぶりに再会した幼なじみの徳司はけっこういい男になっていてちょっとドキドキ!?(粗筋紹介より抜粋)
※収録作品
「純愛ローカル劇場[第1話]」「純愛ローカル劇場[第2話]」「杉山父子の拾い物」「花咲いた」

岩手県在住の、地元情報誌では別のペンネームでマンガによるエッセイを掲載されていらっしゃる漫画家さんです。
タイトルからご想像いただけますように、表題作「純愛ローカル劇場」の舞台は岩手県です。その上、地元の言葉(方言)が出て来て、ローカル色濃いお話となっています。こちらの言葉をあまりご存知でない方には、フキだしを読むだけではイントネーション等がすぐにはピンとは来ないとは思いますが、地元民の私にはすぐに分りますので、必要以上に面白かった作品です(^^)。他地域のみなさま。ごめんなさい。ただいま優越感満喫中(笑)。
とはいえ、主役の女のコ・千夏は、ずっと東京に住んでいたという設定で、千夏の台詞は標準語となっていますので、始めから終わりまで千夏のペースで進むお話ですから、方言だらけで読みづらいということはないです。割と台詞の多いマンガですが、随所にギャグあり、お話に勢いありで、[1話][2話]とも楽しく読むことが出来ます。
後半2編も、「杉山父子の拾い物」では、最初のページから女の人が山から落ちて来てハっとさせられたり、「花咲いた」では、男性と付き合うよりもバイクに乗ってる方が楽しいという女性が主役であったりと、お話の勢いは落ちることなく最後までグイグイと引っ張って行きます。
お話のノリと絵柄から甘いストーリーではありませんので、一応恋愛物語にはなっていますが、面白く楽しい読み物としてお薦めの1冊です。
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