掲載・1975年4月号〜1979年3月号「なかよし」講談社

「キャンディ・キャンディ」と言えばもう、少女漫画の代表作とも言えるほどの有名な作品です。
掲載当時クラスが「りぼん」派「なかよし」派に別れている中で私は「なかよし」を買っていましたので、リアルタイムで読んでいた筈なのでありますが、しかも後にアニメ化されてますます有名になった作品なのでありますが、何故か私はストーリーをほとんど覚えていませんでした。（雑誌は小学校高学年になって他の雑誌を読むようになりましたので、途中までしか読んでいなかったかも知れない・・・）
そんな私だったのですが、今年の夏の始めに風疹で入院した時、熱も下がった頃に義妹が「寝てても暇だと思うので」とマンガをドサっと持って来てくれて、その中に「キャンディ・キャンディ」の文庫本が入っていまして、それで私はやっと「キャンディ・キャンディ」を一度にまとめて読むことが出来ました。（ちなみに、義妹が他に持って来たのは「ブラック・ジャック」と「ドクターK」。病院の中で病気に関するマンガばかりを読んでいました(笑)）
義妹おかげで私はようやく「キャンディ・キャンディ」のストーリーを知ることが出来て、何となくホッとしているのですが、やっぱりこれは少女の頃に読んでおくべきだったな〜、と、今更ながら子供の頃にしっかりと読んでおかなかった自分を少々悔やみました。
物語のラストシーン、『キャンディはアルバートと幸せに暮らしました・・・』的な締めを、この齢ではダイレクトに感動することが出来ないんですね・・・。これはもう子供の頃でないと・・・と思いまして・・・。このラストシーンよりもテリィとの恋愛の方によりドラマを感じまして・・・。
そんな私なのでありますが、何はともあれ「キャンディ・キャンディ」をきちんと読むことが出来て良かったです。
話しの流れは変わりまして、「キャンディ・キャンディ」は、アニメのランキング番組等で必ずといって言いほどランキングに入る作品であります。最近では原作者との間で争いが起っているようで、その関係で絵にぼかしが入ったりしてまともにテレビで絵を見ることが出来なくなっています。多くの人が感動した作品だけに、こういった争いはとても悲しく思います。両者の間での早期のより穏やかな和解を望みます・・・。

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