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「緑色の砂時計 シリーズ/風がめざめる時代」和田慎二
投稿日 : 2000/10/28 03:26
投稿者 久保田r
参照先
昭和50年12月15日 講談社発行。
第1話 「緑色の砂時計」
第2話 「5枚目の女王(クイーン)」
第3話 「バラの迷路」
「ホットケーキ物語」
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超少女明日香
投稿日 : 2000/12/14 12:52
投稿者 F20
参照先
和田慎二氏の作品は少女漫画なんでしょうか
すいません「緑色の砂時計」は読んだことないです、多分
色々な短編集が出ているので覚えていないです

でも、スケ番も明日香も、そんなジャンル関係なく好きです

スケ番や上記作品を見ていると、とても少女漫画とは思えませんね
ワタシャ詳しいことは知りませんが、
少女漫画雑誌に多く掲載されているからそのように見られるのでしょうかね

最近じゃ、明日香シリーズは少年誌に掲載されてますしね
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男性が描く少女マンガ界の性
投稿日 : 2000/10/28 03:28
投稿者 久保田r
参照先
なかなかに重いテーマのシリーズです。全編を通してのテーマは「性」です。
第1話の「緑色の砂時計」では、レイプに遭った妹を庇って護り続けようとする兄とそんな兄を慕う妹が互いに想いを寄せるという近親相姦がテーマ。ですが、異性を意識し始めるハイティーンの多感な時期が設定ということで、一番身近な異性だったという落ちになります。兄妹それぞれにパートナーが登場して締めとなります。
第2話の「5枚目の女王(クイーン)」は、後の大ヒットコミック「スケバン刑事」の下地ともいえる作品です。主人公の名前は違いますが、顔は麻宮サキですし、顔も名前もそのままの神恭一郎がそのまんま探偵役で登場します。ついでに、信楽老も人の良さげな人相で登場しています。ストーリーも主人公小沢亜弓が姉の自殺した原因を突き止めるために学校を中心に活躍する、というものですから「スケバン刑事」を彷佛とさせます。最後の亜弓と神恭一郎との会話「あたしも卒業したら信楽老を追うわ」「まっているよ。きみが戦列にくわわるのを・・・」が、近い未来に「スケバン刑事」が登場する予言のように聞こえます。
そして第3話の「バラの迷路」も「スケバン刑事」と関わりが深い作品といえます。この作品の主人公美尾とその夫西園寺京吾は、「スケバン刑事」でも登場します。二人の関係の設定も、ラスト部分が大きく異なる他は、ほとんど活かされています。このお話では、最後に二人は分りあい、京吾の子供を美尾が宿してハッピーエンドという感じの終わり方なんですが、「スケバン刑事」では彼女たちは悲劇を迎えています。先に「スケバン刑事」を読んでいた私は、彼女たちにはこのような設定もあったんだ、と、知ってちょっとホっとしました。
最後の「ホットケーキ物語」は、親を亡くした少女と女の子がホットケーキを介して分りあい、いつまでも悲しみに浸ってないで次のステップへ進もう。というお話です。大きなお世話なコメントなんですが、若い頃の竹宮恵子の作風と似ているなぁ、と、思ったんですが・・・大きなお世話ですね(^^;)。済みませんm(_ _)m。
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